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【ウマ娘というより】今週末デビューのパクパクデスワが楽しみです【メシ娘?】

ツイッターのタイムラインに、日刊ゲンダイ競馬アカウントさんのツイートが流れてきました。

元はスーパーマーケットの売り文句で、ウマ娘のメジロマックイーンと結びついた結果、「パクパクですわ」し始めた二次的ウマ娘ネタ……という解釈。ともあれ、あらゆる思いが乗せられている点は、ほかの馬たちと変わるところはありません。

では、そんなパクパクデスワ、実際にどれくらいやれるのかしらん。ちょっと考えてみました。

《基本データ》(敬称略)
馬名:パクパクデスワ
毛色:黒鹿毛
馬主:大田恭充
生産者:中山高鹿康
厩舎:高橋康之・栗東

パクパクデスワの血統

パクパクデスワの5代血統表

パクパクデスワは、イスラボニータ産駒、母父はフォーティナイナーです。イスラボニータ産駒のため、父父がフジキセキ、3代父がサンデーサイレンスになりますね。また、3代前の父系を見れば、サンデーサイレンス、Cozzene、Mr. Prospector、Danzigといった並び。

がっちりアメリカ血統の快速馬ばかり。短距離からマイルでの活躍が見込まれそうな予感ですし、芝ダート両方での適性を感じます。

インブリードはMr. Prospectorの5x3とHail to Reasonの5x5。ほどほどな血量といったところでしょう。

タイクローサのきょうだいはすべて牡馬。1番仔のボーフムが門別と大井で3勝し、現在は佐賀で現役。2番仔のラストストーリーが南関東でなおも現役で、先日の6月9日には11番人気の低評価を覆して初勝利を挙げています。

こう見ると、やはり母タイクローサが中央のダートで1勝、芝で2勝という万能性を仔にも伝えている感じがしますね。フォーティナイナー系らしい感があります。

パクパクデスワのデビュー戦

2022年7月10日(日)小倉6R「2歳新馬」

2022年7月10日(日)、小倉競馬の第6R「2歳新馬」でデビュー予定です。芝1200mで下ろしてきました。芝で目処がつけば、それに越したことはありませんからね。鞍上は女性騎手の永島まなみ騎手を確保したため、斤量が50kgと軽量です。

同じく気鋭の女性騎手である、今村聖奈騎手が乗るミヤジミニーともども、50kgの最軽量を生かした競馬が期待されます。

ほかの有力馬としては、ノーザンファーム生産のキンシャサノキセキ産駒アロマデローサが筆頭に挙がるでしょう。4代母ローザネイの薔薇一族。中央で3勝したローズウィスパーの初仔ということもあって、期待感は大きいものがありそうです。

個人的に気になっているのが、富田牧場生産のクインズエルサ。新種牡馬のデクラレーションオブウォー産駒で、母父ディープインパクト。2代母はタイキシャトル産駒のアフレタータとのことで、懐かしさを覚えるファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

好成績の続く栗東の西村真幸厩舎な点からも、いきなり好戦も十分にありえる良い素材です。

あとはブラックタイド産駒で母父クロフネ、これまた芝ダート兼用でいけそうなクリノクリスタル。仕上がりがとても良いミッキーアイル産駒で、母父Bernardiniのスカイピース。ショウナンカンプのラストクロップ、父父サクラバクシンオーで短距離に期待深まるスプレンディダ。母はドイツオークス馬、坂路での動きが上々のフェステスバント

このあたりはチェックしておきたい馬になるでしょう。あとは同じく新種牡馬のビーチパトロール産駒、快速一撃注意のメイショウベニバナがちょっと怖いかな……。母のリボルトレイダーは仔出しが良く、きょうだいはみなしっかり走っているので、注意が必要そうです。

おまけ・似た名前の「モグモグパクパク」

モグモグパクパク

パクパクデスワと関係はないのですが、同じく食いしん坊な名前の彼を思い出しました。メイショウボーラー産駒、母父フレンチデピュティ、母ワスレナイデの「モグモグパクパク」です。

馬主さんは、珍名馬で有名な小田切有一さんですね。ワスレナイデからの親子所有になりました。

一部では「モグパクくん」とも呼ばれ、愛された同馬。2歳時にクリスマスローズSなど3勝し、古馬になってからも2勝を挙げました。9,502万円稼いだわけですから、馬主孝行だったといえるでしょう。

パクパクデスワもぜひ良い形でデビューし、走り続けてほしいものです。