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最悪!冬にエアコンが壊れた。

「なんてこった…」

2021年の冬、寒がりなわたしに最大の試練がやってきた。


わたしはめちゃくちゃ寒がりだ。

だから毎冬、「寒さで楽しく過ごせなくなってきたな…」と気がついたその瞬間からエアコン24時間つけっぱなしの生活をはじめる。

今年の冬も、例年通りエアコンにお世話になっていた。

設定温度は27℃


人の脳は面白いもので、絶対にあり得ないと思っていることが実際に起こった場合、正しく処理できない。

今回の場合、わたしはエアコンから冷たい風がでていることに全く気がついていなかった。

それならまだしも、「今年はいつも以上に寒い」と判断し、窓の隙間に貼るテープだったり、窓に貼るシートだったりを用意しようと真剣に考え始めていた。

わたしのエアコンに対する信頼は絶大だったのだ。

しかし、そんなエアコンにだって「寿命」はやってくる。


11月下旬

「なんか部屋が寒すぎる気がする…」

そう思い始めた数日後、わたしはエアコンの風を手に当ててみてやっと気がついた。


「冷風がでとるやないかーーい!!」


え、そんなことある?

わたしの頭はパニックになった。

だって、わたしは「冷風」に設定した記憶がない。

エアコンが寿命を迎えたときのサインとして「冷風がでる」ということを、30歳を過ぎてはじめて知った。


窓に貼るあれこれの購入はやめて、ソッコーで管理会社に連絡。

わたしがこのエアコンにお世話になって早いものでもう10年以上が経過していたので、あっさりと「交換しましょう」ということになった。


しかし、問題はここから。

管理会社さんいわく、エアコンの取り寄せから設置まで一週間はみてくださいとのこと。

「うん、大丈夫。だって新品と交換してもらえるんだもん。いつまでだって待ちます!!」

わたしは待った。


この寒さの原因がエアコンの寿命だと分かった時点で、部屋がより一層寒く感じてくる。

朝と夜が寒いのはもちろん、お昼だって寒い日は寒い。寒すぎて、もう何も手につかない。

「暖房のない生活」をしたことが、今までの人生であっただろうか。わたしの寒さ耐性はゼロだった。

毛布と布団をサンドイッチしたものを頭から被り、お別れすることが確定したエアコンに今までの感謝の気持ちを伝えて頭を下げ、業者さんの到着を待った。


一週間後、業者さんがやってきた。

重たいテレビを動かし、わたしはその横に座って作業を見守ることになった。

業者の長はわたしに言った。

「窓を開けて作業します。寒いと思いますがよろしくお願いします」

わたしは思った。

「ほぉ…窓を開けっぱなしなのね。分かりました、お願いします」


作業開始。

30分が経過した頃からだろうか…わたしはあることに気がついた。

「めちゃくちゃ寒い!!」

外からの風が部屋にダイレクトに入ってくる。

ヒートテックの上にトレーナー姿のわたしには刺激が強い。

調べものとか読書とか、幸いにもこの時間内にやりたいことはたくさんある。

「…にしても寒ーい!!」

途中から足の感覚がなくなってきた。

この時間なんなん。

でも、業者さんは真剣にテキパキと働いてくれている。文句は言えない。

作業から1時間半後、ついに作業が終了した。


新人らしき方がエアコンの説明をしてくれた。

最近のエアコンは「内部クリーン」を自動でしてくれるらしい。夏になったらたくさんお世話になろう。

27℃がデフォルトだったわたしの設定温度は23℃にまで下がった。

もう、リモコンを取り付けた場所からエアコンが反応しないからという理由でリモコンをわざわざエアコンの近くまでもっていかなくていい。


これでわたしの「平和な暮らし」が戻ってきた。

なんてありがたいことなんだろうと、この日の夜はちょっと泣いた。


でもこの日ひとつだけ、めちゃくちゃ後悔していることがある。

業者さんを見送ったあと、自分の顔を鏡でみて驚いた。


「前髪が花輪君やないかーーい!!」


いや、花輪くんどころの話ではない。

わたしの前髪は、花輪君の3倍以上はくるりとしていた。

「うねるにも限度ってものがあるだろ!!」

わたしの前髪は、自分史上最高くるり記録を樹立していた。

うねり始めたのが途中からだと仮定しても、業者さんは最後のサインのときとか説明のときとか、わたしの前髪が嫌でも目にはいる場面はたくさんあっただろう。

この日ばかりは長年続けた縮毛矯正をやめたことを悔やんだ。

きっと、業者さんは何も思っていない。

数日後にはわたし自身もすっかり忘れていることだろう。


こうして、わたしの2021年の冬「最大のピンチ」は幕を閉じたのでした。

エアコン最高ーーー!!


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