58歳のキャンプデビュー

ウチは正直アウトドアやキャンプに全く興味は無かった。息子も小さい頃から大の虫嫌いやった。

そんな息子がキャンプ好き一家で育ったのお嫁さんと結婚して一気にキャンプ好きへ。

息子夫婦の様子を覗き見ししようとウチはインスタやツイッターを始めた。(余談やけど見るだけから自分も上げてみよかと思いやってみた。今、いろんな人と繋がれて自らも楽しんでいる)

日々息子夫婦のキャンプの様子を見てるうちにキャンプってええもんやなぁと感じ始めた。

元々屋外で食べるのが好きで、息子が小さい頃はベランダにテーブルを作って食べたりしてた事を思い出した。

家庭菜園をしたり日々の食生活を改善したのは過去に二度の癌手術を経験してから。

悔いなく生きないと人生何が起きるかわからない。

そや、体力があるうちに、車の運転ができるうちに、母の介護が始まらないうちに、、、今なら始められるし今しかないと思ってキャンプを始めようと思った。

キャンプの知識が全く無いウチはSNSや YouTubeでいろいろ見ながら自分なりに道具を集め始めた。

キャンプギアって何？って思いつつ。ギアと言えば→リチャード ギア→カッコいい。になる年代。ウチは何となく気恥ずかしくて…ギアって言えない。

最初は調理器具から揃えた。焚き火も出来るグリルは気に入った。焚き火は見てるだけで癒される。あとカセットガスが使える器具とかトングや食器類など。食べる事と飲む事が一番の楽しみやから。

次は寝袋。シュラフって言うけどついシェラフって言ってしまう。冬用にといろいろ参考にして悩んだ結果ナンガの羽毛のを買った。

キャンプ道具って高いと実感したのがこの時。でも冬用の寝袋だけはケチらない方が良いと誰もが言ってた。全くその通りやとウチも今思う。

最終はテント。ウチはソロキャンプがしたいと思ってた。だから初心者でも設営が短時間できて軽量でしかも形も可愛い。パンダライトを選んだ。

パンダライト考案者こいしゆうかさんの初心者向けキャンプ講習もzoomで受けた。基本的な事とか知りたい事の山を一つづつ消していった。

今の時代はググると大抵の事は答えが見つかる。どーしても見つからない時は息子に聞いた。

例えば寝る時の服装は？=何でも良い。夜は明かり消す？=どっちでも良い。就寝って起きてたらあかんの？=（笑）静かにしてたら問題ない。など

そして11/28に初めてのキャンプへ。場所は息子夫婦の経営するNONIWA。しかもお嫁さんママと2人ソロキャンプ。

この時は遠方の為荷物は事前に送り新幹線で行った。食材は現地で調達した。

切ったりなどの準備が出来ない。練習にはなったけど…車の時は絶対下準備しようと思った。

保護者だらけの中でのキャンプデビュー。この事はまさにラッキーやったと思う。皆んなでキャンプできて最高に楽しかった。

そして帰る日に息子がさりげなく「来週奈良のソロキャンイベントに行くよ」ウチは思わず「えっウチも行こかな」と

その場で息子がキャンプ場へ電話したらギリギリ申し込めた。Twitterでこの日〝満員御礼〟となっててん。

うん、ついてると思った。

12/5。2週続けてキャンプへ。この時が初の外部キャンプ場(但し息子夫婦の見守り付き)

前回は大きい物はレンタルしたり、無くても貸してもらえる安心感があった。しかし、この時は全て自前。

車に積み込む物を選んでる時からワクワクしてた。

1人で設営したテント。焚き火。自然。楽しいイベント。そこには発売前のガレージテントも設置されてた。見た瞬間素敵やなぁ〜絶対欲しいと密かに思った。

また普段から息子夫婦をサポートしてくれる人達にも会う事が出来た。自分達の夢に向かって懸命に頑張る若い人の姿は見ているこちらも気持ちがいい。

皆んな親切で優しくて楽しい人達やった。

こうして2度のキャンプを体験したウチは発売されたガレージテントを即購入した。

そしたらどーしてもキャンプへ行きたくなった。多忙な12月でいろいろありホッとしたかったのもあった。

隙を見つけて行こうと決め必死になって平日空きのあるキャンプ場を探したらあった。

12/23。山の中の静かな自然のキャンプ場。予約から全て1人でしたから少しドキドキした。母や兄は心配したけど行って良かった。

冬の澄んだ空気と星空。焚き火してご飯作って1人でゆっくりと飲む。この空間と時間がたまらなく良い。

朝方テントの中から景色を見てコーヒーを飲んでると「さぁー帰ったら頑張ろかいな」って気になった。

安全を第一に考えマナーを守る。そして自分スタイルでキャンプを楽しむ。オシャレな道具も無いし旗みたいな⁈とかの飾りも無い。

ウチは極上の空間で焚き火と料理とお酒を楽しんできた。

今同世代の友人に話すと皆んなウチみたいなキャンプをしてみたいと言う。しかし足踏みしてる。

そんな友人達ともそれぞれが自分スタイルでソロキャンプを楽しめたらええなぁっと思う。

また春にはお嫁さんママと2人でソロキャンプに行く予定。あー春が待ち遠い。