8月6日

1945年8月6日午前8時15分。広島に原子爆弾が落とされ、約14万人もの人々の命が一瞬にして奪われました。

広島に旅行に行ったとき、原爆ドームを見てきました。
平和記念公園は慰霊の場所でした。広くてきれいな公園内には沢山の慰霊碑や 祈念碑が建っていて、お花やお線香が供えられていました。

資料館に行って(予想していたこととは言え)愕然となりました。
誇張などありえない『事実』がそこにありました。
焼け焦げてぼろぼろになった衣服、想像を絶する高温のせいで飴のように
ぐにゃりと曲がった屋根の瓦、炭化して真っ黒になったお弁当、爆発の時間で 止まった時計、影だけ残して消えた人……。

想像を絶する、地獄を見たとしか思えない体験記も読みました。
一家全員『8月6日 爆死』と彫られたお墓の写真もありました。

広島の原爆資料館は「入れば必ず鬱になるので観光前には入らない方がいい」と 教えられたのですが、確かに気持ちのいい場所ではありませんが、人間が一度は見ておくべき場所だと思います。

「安らかに眠って下さい。あやまちは繰り返しませぬから」
原爆慰霊碑に刻まれたこの言葉を読んだ時に、涙が出そうになりました。

どうか安らかにお休みください。過ちは決して繰り返しませんから。


 

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