今まで、本当にありがとうございました。

結論から言うと、マリノスに行かない決断というか、諦めざるを得ない金銭状況になってきてしまったので、欠席してしまったルヴァン鳥栖A、開幕戦等々力A以外の全参戦という目標からからそろそろ離脱します、仲良くしてくれてた人とか、良くしてくださってた方々もお会いできる頻度は多少下がっちゃうかもしれないですけど、よかったら、いつか、また宜しくお願いしますって。

人生って難しいね。

ここで、両親から皮肉られるように、勢いで大学を辞めて関東で働き始めるっていう選択を取るのは簡単なのかもしれないなって結構真剣に考えたりもしたけど、死ぬまでマリノスを好きでいる上で絶対にマイナスだし、逆にどこかしらからお金を借りるような形でマリノスに行くのはもっと大切な何かを失ってしまいそうで、そんなカッコ悪い生き方も自分は嫌だし、せめてダサくてもダサいなりにカッコつける余裕くらいは持ちたいじゃんって、そんな風に、本当にふと考え始めちゃう20歳ど真ん中の日でした。シティ戦前夜。

今関わってくれている人たちに出会えたのって自分のここまでの無理した生き方あってのものだと思うので、そこに関しては1ミリも後悔してないし、だからこそ、そんな周りの人たちに迷惑もかけられないなって思わされた部分は大きくて、昨シーズン終盤みたいに、1人で突っ走って、例えば優勝の決まった夜に半分野宿みたいなことして、捨て身で生きていくのはもう無理かもなっていう

そう、お金にだらしなく、アルバイトに明け暮れる反面で単位は完璧から程遠い大学生活を送ってしまっている今の現状が嫌になってきて、せめて自分のやりたい学問くらいはと思い立って、少ない財布の中身をはたきひっそりと始めた参考書にすら手が回らなくなって、そんな中途半端な自分を自分が1番許せなくて、できることはやった上で名古屋からマリノスを現地で1シーズン見届けることへの限界を思い知らされたという感じです

マリノスを通じて出会えた大切な人達、その誰にも迷惑をかけたくない。例え迷惑じゃないと思ってくれたとしても、自分で抑えなきゃ行けないラインって絶対に存在して、そこは甘えちゃいけない所なんだなっていうのが頭で理解できて、そんな今のうちに身を引くしかないんだなって

もしかしたらこの休みで、挫折というか、急激に心が折れて、マリノスから離れてしまうかもしれないし、ぜんぜん今の熱量で画面越しに応援してるかもしれないんだけど、少なくとも、もがいて、もがいて、もがいて、もがき苦しんだ先にあった、非現実的な夢に対する厳しすぎる程の現実を見せられた絶望が大きすぎて。

悔しいなーー

たかだか一ヶ月行かないだけでとか、稼ぎを考えていける大事な試合だけ選んでおけばとか、客観的に見れば色々おかしいのは頭で理解してるつもりなんですけど、ね。ほとんど大人で、まだ少しだけ子どもの20歳の全てをかけた挑戦だったんですよね。全通するのは本当に夢だった。ルヴァン鳥栖を現地で見なかったこと、シーズン開幕戦の等々力にどうしても工面がつかず行けなかったこと、この二試合に行けなかったことがずっと頭の中で反芻されて、死ぬほど後悔して、何があろうと残りは全部行くんだって心に誓って。そのためならどれだけ想像を絶する生活だって耐えられたし、頑張れたのに。

だから僕にとってここから数試合マリノスへ行かないっていう事実は、夢を捨てることと同義なんですよね。大袈裟だって思われるだろうけど。それだけの為に生きてきたこの一年で。将来の夢なんてたいそうで大きなものではないけれど、自分の中で生きる糧だった夢、繋いで来た望みが目の前で崩れ落ちて。

でも今なら引き返せると思うんだ。引き返す最後のきっかけなんじゃないかって思えた

いつまでも、「現地来ない奴はぬるい」なんてほざいていたかったです。

現実なんか見ないで夢のような半年から醒めないでいたかったです。

正直言うとここまで書いていても、どこか、もしかしたら、なんて思ってしまう未練がましさだって捨て去ってやりたいです。



今までありがとうございました。

余りに刹那的な半年間だったけれど、人生で最も濃くて、最も充実した夢のような時間でした。

誰がなんと言おうとも、この時間が充実したのは関わってくれた皆のお陰です。


ぬるいさぽでごめんなさい。

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