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ルシャナの仏国土 白樺編

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長編仏教ファンタジー「ルシャナの仏国土」第3編。 毎週木曜日更新。全6回。 皇女ファイーナは残された時間を篤史(帰化後はクファシル)と共に仲睦まじく過ごすが、生命の時計は遂にその…
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ルシャナの仏国土 海洋編 11-15

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ルシャナの仏国土 白樺編 27-32

二七.大切な数分間 三日後の金曜日、アレクセイの姿は国立博物館にあった。何故かそわそわ…

ルシャナの仏国土 白樺編 21-26

二一.海からの訪問者 惑星市民条約機構の規定では、三年に一度、四月下旬に各国持ち回りで…

ルシャナの仏国土 白樺編 16-20

十六.青空「ところで君、過労で倒れたんだって?!  森の別邸の昼下がり、アレクセイとレオ…

ルシャナの仏国土 白樺編 11-15

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ルシャナの仏国土 白樺編 6-10

六.継承者として 昼食後、アルティオはアレクセイを連れて、各大臣が揃って着席している部…

ルシャナの仏国土 白樺編 1-5

一.帰郷 フェリーは、陸地を望むところまで来た。 「あれがライランカ。人口五千万人、森が大部分を占めているわ。比較的平和な土地よ。」  ファイーナが言った。懐かしい、我が故郷・・・。 「ほんとに森だけみたいだ・・・。」  リュウが呟いた。陸地の上に見えているのは、ただ森、森、森である。一ヶ所だけ開けているのが恐らく港町なのであろう。  午前九時、船はゆっくり接岸した。一行がタラップを降りると、二人の女性が迎えに来ていた。ファイーナと同じ藍色の髪だ。 「お帰りなさいませ、姫