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夏のお花のお話

どうも。そだおれです。
今回の記事ですが、他の方が立ててくださった企画に乗って記事を書こう!って回です。
皆もすなるすしnote企画といふものを、われもしてみむとてするなり。

というわけで、今回のテーマは「夏に咲く花」です。
いいですよねえ夏の花。夏は暑いし日差しも強いしでやたら疲れるから好きじゃないんですが、夏の花が綺麗なおかげでどうにか毎年生き延びられています。あと夏野菜とお祭りの屋台メシ。元気で明るい感じの花もあれば、涼しい雰囲気の花もあっていいなあと思います。
今回はその中でも特に好きな花を取り上げて、その花にまつわる思い出なんかをぽつぽつ書いていこうと思います。

アジサイ

果たしてこいつは本当に夏の花なんでしょうか?どちらかというと梅雨の花カウントな気がしますが、まあいいでしょう。ここ数年はアジサイが咲く時期から夏みたいな気温がず~~~~~~っと続くような気候になってきてますし。
漢字で書くと紫陽花、素敵な書き方しますよね。紫のおひさまの花、雨続きの梅雨の花なのになんで晴れっぽい雰囲気の漢字が入ってるんだろう、とかちょっと思ったりしますが。
それからこいつは土の質で花の色が変わるという性質もありますね。アルカリ性で赤色、中性で紫色、酸性で青色になるらしいですが。逆リトマス紙ですね。

そこらへんに咲いているアジサイに青色のものが多いのは酸性雨のせいとかなんとか、そんな言説もあるそうです。街で紫~赤のアジサイを見かける度に「こいつは人間に世話されて育ってるんだな……」と思ったりします。
小さい頃に子供向けの科学雑誌の記事でアジサイの色と土の関係について読んだんですが、私が読んだものには「酸性だと赤、アルカリ性だと青」って書いてあった記憶があります。小学校中学年くらいの頃のことだったと思います。私の勘違いとか読み間違いだったのかもしれませんが、今はその雑誌は捨てられてしまっていて手元にないので確かめる術がありません。悲しいですね。
中学生くらい?になって初めてその知識が逆だったことを知って大困惑した思い出があります。ガハハ。

アサガオ

小学校の夏休みにみんな一度は育てたことがあるんじゃないかなと思います。夏休み前にプランターを持ち帰るのが大変だった覚えがあります。宿題一式が入った重たいランドセルを背負って、プランターやら鍵盤ハーモニカやら上履きやら全部持って、アスファルトでじりじり足元を灼かれながら逃げ水を追いかけて帰るあの時間。抱えた荷物の重たさとは裏腹に気分は浮かれまくりです。夏休みの宿題なんてもうやる気ゼロです。遊ぶことしか頭にありません。それで夏休み終盤になってから泣く羽目になるんですね。毎日の日記の天気欄をずっと曇りマークで埋めつつ「宿題をやってた」なんて嘘を書くだけの時間、苦痛でしたね。
えっもしかして夏休みのアサガオ観察日記ってローカル文化?育った地域バレたりする?そんなことはない?
まあそんな具合で、楽しかった昔の記憶をちょっとだけ思い出させてくれるアサガオですが、個人的には花言葉にもちょっとグッとくるところがあります。

上のリンクですが、Googleで「アサガオ 花言葉」で調べた時に一番上に来る記事です。花言葉の記述について読んでみましょう。

朝顔の花言葉は「愛情」「結束」「明日もさわやかに」「あなたに絡みつく」などが挙げられます。

うんうんいい感じの言葉貰ったね……と思って眺めてたら、なんか最後でいきなりヤンデレが顔を出しましたね。
外ヅラは爽やかでイイコだけどほんとは執着心強めの隠れヤンデレ、なんだかかわいいですね。
かわいいですね。

ヒマワリ

遂に来ました我らが真夏の女王。日に向かう葵と書いて向日葵、読んで字の通り太陽の方を向くお花です。健気ですね。濃い黄色の大きい花が元気をくれていいなあと思います。終わり際になると種がいっぱい詰まって重くなった頭がだらんと俯くのもまたなんか趣があっていいなぁと感じたりします。ひと夏を全力で咲き切った太陽の花の燃え尽きた姿、なんだか寂しげだけど綺麗だなあと思います。
花が開いてからも太陽を追いかけるのかな~となんとなく思ってたんですが、そうでもないみたいです。どうやら花が開いてからは花の向きを変えなくなるらしいです。

花が咲かないうちは効率よく光合成を行い、早く成長するために太陽の方を向くらしいです。で、花が咲いた後は朝日で花をあたためるために東向きで固定するみたいです。そうすると虫が集まりやすくなって受粉がやりやすいみたいです。
あったまったヒマワリに虫が集まるのは、夜中の涼しさで身体が冷えたのをあっために来るからなんだそうですよ。かわいいですね。

ゲッカビジン

夏の夜に咲く真っ白い花です。何重にも重なった薄い花びらがなんだかバレエの衣装のスカートとかみたいで綺麗だなと思います。
近所の人で花を育てるのが好きなおばあさんがいるんですが、その人がある日の夕方頃に「もうすぐゲッカビジンが咲きそうだから」ってうちの玄関まで鉢植えを持ってきてくれて、花が咲いていく様子を見せてくれたという思い出があります。小学校低学年くらいの頃のことです。ユリみたいな香りがしたような記憶があります。花屋の前を通った時にふわっと感じる、あのほんのり甘くて青い感じの香りって言うといいでしょうか。あんな感じの香りがしてたような気がします。
見せてもらった当時は何が何だかよくわかってなかったんですが、今になって思い返すとなんだか貴重な体験をさせてもらったなあと思います。

ユリ

大輪ながらも派手すぎずどこか上品な感じがして好きです。葉っぱの形とかつき方も涼しげな感じがして好きです。
中でも特に白ユリは雨でも晴れでも映えて素敵だなあと思います。雨に濡れるとめちゃくちゃ綺麗なんですよ。品種とかにもよるのかもしれないんですが、濡れた時に花びらがうっすら透けることがあります。雨の日にユリを見かけることがあったら、その時は花びらをよく見てみてください。水でほんのり半透明になってるかもしれません。
大学の通学路にユリを鉢でたくさん育ててる家があるんですが、毎年このくらいの時期になると立派な白ユリがたくさん咲いてて目を楽しませてくれます。学校に行くたびに見られるので、いつもはだいぶ気が重い通学もちょっとだけ楽しみになります。

リンドウ

きりっとした青紫色がかっこいい花ですね。こいつは9月頃に咲く花らしいので夏の花としてカウントしていいのかどうかちょっと悩んだんですが、最近の9月はさも当たり前みたいな顔して8月くらいの暑さをぽんぽん叩き出してるので夏としてカウントしようと思います(基準ガバ)。
ツンと尖った葉っぱにきりっとした青紫の花というかっこいいビジュアルも好きなんですが、個人的に一番好きなのは花言葉とその由来です。

こちらの記事に花言葉とその由来の記述があるので、そこから引用したいと思います。

リンドウの花言葉は「勝利・正義・誠実」などがあります。
この「勝利」という花言葉は、日本や中国を中心にリンドウの根が薬や漢方薬として使われていることが由来しているといわれています。
リンドウの根を使うことで「病気に打ち勝つ」ことから「勝利」と付けられたのだそう。
ちなみに、リンドウの根は消炎・解熱などの効果があるとして現在でも使われています。

薬となって人を救う花として強く前向きな花言葉を与えられたリンドウ、非常にかっこいいなと思います。厨二病が一生治らんオタクなもんで……成分が薬として使われるような植物にどうしても惹かれるんですね……どうもすみません……

またリンドウには「悲しんでいるあなたを愛す」や「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉も持っています。
この「悲しんでいるあなたを愛す・あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉は、リンドウが群生せずに、1つひとつの株が独立して花を咲かせる様子から付けられたのだそうです。
加えて、この花言葉の由来にはリンドウの青色の花が悲しみを連想させるから、という説もあるようです。

これすき。
群れずに単独で咲いてるリンドウの姿に心の救いを求めたんでしょうね。
ある時は薬として人々の肉体を救って、またある時は悲しみに寄り添う一輪の花として人々の心を救って、なんだか色々と大きい期待を向けられてきたんだなあって感じが好きです。
それから、こんなかっこよくて強い印象の花なのに環境変化に敏感らしいのがかわいいなと思います。植物にまでギャップ萌えの感情を向けるな(自戒)。

乾燥するとなかなか回復しないし、土の質がちょっと変わると葉っぱがすぐ変色するし、なんかちょっと機嫌を取るのが大変そうな感じがします。

まあこんな感じでしょうか。好きな花のこといっぱい調べたし、昔の楽しい記憶もたくさん思い出せたから楽しかったです。
そんなわけで今回はここらへんでお開きにしたいと思います。
楽しい企画を考えてくださったメトチャンさん、ありがとうございました!!!!めちゃくちゃ楽しんで記事書けました!!!!