バングラデシュ2日目。 トントントン、ガタンガタン。 作業の音が、工場中に広がっている。 今日は1日、バングラデシュにある革製品やアパレル製品の生産工場を訪れて商品が商品としての生を享ける、そんな過程を見学させていただいた。 デザインを考える人、 生地を伸ばす人、切断する人、組み立てる人、 部品を作る人、仕上げをする人、検品する人。 それぞれの人が担当する作業が次へ次へと重なっていき、工場の奥に進むにつれて、商品の形が少しずつ出来上がっていく。 一つひとつの作業が繋
胸のドキドキがどんどん早くなって 手汗がじんわりと滲んできた。 いよいよ、バングラデシュに到着する。 世界で起こるファッション産業を取り巻く問題。 現実を知った時、私の中に雷のような衝撃が走った。 「私たちの便利な生活に苦しめられている人がいる。」 鈍い音を立てて頭に何かが当たったような、 そんな感覚に陥ったと同時に、 何かしたいという強い気持ちに駆り立てられた。 「いつか自分の目で見てみたい」 そんな思いが、私をここまで連れてきてくれた。 画面を通して眺めていた
電車の窓から入りこむ強烈な風に吹かれて、 髪の毛がぎしぎしになりながら これを書いている。 タイ滞在2日目。 今は、アユタヤからバンコク行きの電車の中。 今日は自転車を借りて、 アユタヤの街を1日のんびり巡った。 深い歴史が刻み込まれた遺跡の街、アユタヤ。 奇跡の仏頭が存在するワット・マハタートや 戦争で仏頭を切り取られたまま残る、 数多くの仏像。 遺跡に残る力強いパワーを感じ、 深く眠っている歴史に触れながら、 この街をめぐった。 車線も信号も、とりあえず作った