支配の仕組みについて考える

・みんなナチス政権のトップはヒトラーだったと思っているだろうけどそうじゃないんだよね。ヒトラーの上にはドイツ製鋼やIGファルベンとか大企業のスポンサーがいて、その上にはアメリカの投資銀行が君臨していた。今の日本も同じだよ。与党の上には経済団体があって、その上にはグローバル金融がある。

・ディストピア小説『1984年』の作者ジョージ・オーウェルが”危機に在るという意識は特権階級に権力を委ねることが当然であり、絶対的な存在の条件だと思い込ませるのである”と言ってんだけどね、この言葉をコロナ禍の日本に当てはめるべきだよ。パニックの裏で危険な法案がドンドン決められてしまう。

・安定した政府機関に勤めている人と廃業を余儀なくされた人の給付が同じ10万円というのはおかしい。どう考えても困っている後者に集中しておカネを配らなくてはならない。手続きが面倒という理由で、そんな当たり前のことが議論されない。なのに「政府は国民を救済した」という既成事実が作られる。



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