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ペルソナ2の思い出、あるいはニャルラトホテプ

『ペルソナ5 ロイヤル』の読解実況がいよいよマジの終盤をむかえている。

ロイヤルで付け足された「3学期ボス」に起こったことの顛末を見ていて、やっぱペルソナ5はペルソナ2罪罰のエッセンスを引き継いだうえでのP3・P4路線の集大成だな~よくまとまってるなとここのところペ2のことばかり考えるので、終盤をプレイする前にそのあたりのことについて書きとめておくことにする。

ぜんぜんオチが見当違いだったら消すし『ペルソナ2』や3学期についてのネタバレはあるしなのできをつけてください。アレッそれじゃあペルソナ5ロイヤルの3学期を知ってる人が読んで……間違ってたら恥ずかしいんじゃ……

まあいいや(恥かき捨て)


『ペルソナ2』は何の話だったのか

『ペルソナ2』は「2」という数字の象徴性をよく体現してつくられたゲームだった。それは『遙かなる時空の中で2』のように(わかりにくい比較)。

『ペルソナ2』は「罪」と「罰」の二本立て構成であり、罪での世界と罰での世界が、また本来の世界である罪世界の中でも対称の関係の2つのものが二重写しになって描かれた。明るい世界と暗い世界、意識とシャドウが、抽象的な存在としてではなく実在のキャラクターとして鏡写しのように配置されているのだ。このことは「罪」のメインテーマを象徴する『影法師 ドッペルゲンガー』という詩の引用にもあらわされている。

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