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観光コーディネーターという仕事39

梅雨入りしている三陸ですが、いまのところ、観光客の受け入れ日やイベントの日に1回も雨が降らず、私の晴れ女パワー炸裂中の6月の報告です。

県内大学生の学習プログラム受け入れ

もう何年続いているでしょうか? 私が隣町にいるときから県内のある大学1年生が、ゼミ単位で毎年三陸に学習旅行に来ています。三陸各方面それぞれ特色あるプログラムを用意し、大学側が数あるプログラムから選んで来てくれます。
予算があまりないので(失礼!)、通常の体験プログラムの内容ではできませんが、大学生たちが当町に来てくれて、知ってくれて、さらにまた来たいなと思ってくれたり、交流をしてくれたりしたいと思ってもらえれば、とてもうれしいこと。
予算内でできることを企画するのも、観光コーディネーターのお仕事です。
今年は、2回2つのゼミが、大槌町を選んで来てくれました。

内容は、午前中に「大槌町の藻場再生の取り組みついて」。大槌町藻場再生協議会事務局をしていて、自らもダイバーとして参加している役場職員・Hさんの講演と、藻場再生の現場見学(フィッシャリーナ)をしました。
午後は、「吉里吉里国」で薪割り体験で汗を流してもらったあと、理事長のMさんから、吉里吉里国ストーリーや、なぜ海の町で林業か?などのお話。

参加された大学生はみな溌剌元気。薪割りにはまった学生もいたようです。また来てね。

地引網体験

大槌町では、年に数回地引網体験イベントを実施しており、毎回すぐに定員になってしまう人気イベントとなっていますが、ある程度人数のいる団体様の受け入れもしています。
6月最終日曜日は、某スポーツ系会社が岩手県内のスポーツクラブで募集した子どもたちを連れてきてくれました。この団体、実は昨年2度申し込みがあったのですが、子どもたちが出場するスポーツ大会とかぶってしまったり、インフルエンザ流行で断念して、泣く泣くキャンセル。今年のリベンジで、ようやく実施することができました。
天気も上々、魚はもっと不漁かと思っていたけれど大きな魚もとれてまずまず。よかったよかった。
(撮る暇なく、写真はこれしかなし)

地引網体験は、基本教育旅行系が多いですが、老若男女、しばりはありません。社員旅行、企業研修など、大人たちもぜひぜひご利用ください。

ナイトサファリの取材同行

10月からはじまる「いわて秋キャンペーン」にエントリーしている、「おおつちナイトサファリ」。そのPRのための取材が入りました。
「ナイトサファリ」は、「おおつちのあそび」さんが開発した体験プログラムで、夜の大槌町を闊歩していたり、田んぼや畑にいる動物(主に鹿さん)を、鹿に詳しいガイドと一緒に、車で見に行くツアーです。
やっぱりプロのカメラマンさんはすごいですね。
犯行現場がばっちり写ってました。

「おおつちナイトサファリ」は、基本車やバスで来られないと、貸切バス代が追加でかかるので、公には募集してませんが、10〜12月の基本土曜夜に開催されるキャンペーンでは、個人のお客様も参加できるようになっています。7月中くらいには県のHPが公開されると思います。

大槌町民はすでに町中にいる鹿を見飽きていると思いますが、夜、少し山のほうに行くと、「鳥獣被害」についてもっと自分ごとになると思います。やばい頭数です。農作物が食べられなくなってしまいます。

宴席つづき

6月は仕事でもプライベートでも宴席が多く、とくに6月後半は1日おきにどこかしらに参加しており、途中気を失うかと思いました。
*旅行会社商談会@羅賀荘
 ある旅行会社との商談会があり、5年以上ぶりくらいにホテル羅賀荘に行ってきました。「Hはまぎく」さん同様、景色最高。

今年は不漁なのに、ウニにありつく機会多し。ラッキー

*「三陸魚彩王国」総会&懇親会参加@宮古市「ホテル沢田屋」
日頃お世話になっている三陸の観光事業者さんが集まる機会なので、毎年参加しています。各市町村との情報交換の場にもなっている貴重な機会です。
沢田屋さんも久しぶりなので、宿泊したかったですが、翌日仕事で朝早かったので呑まずに深夜帰宅。
(写真なし)
*大槌町地域おこし酒「源水」純米大吟醸新発売記念イベント@Hはまぎく
大槌町の酒米と湧水をつかった日本酒「源水」。発売以来好評を得ていましたが、このたび、プレミアムの純米大吟醸が新発売となりました。酒蔵の「浜千鳥」さんをはじめ、関係者の努力に頭が下がります。
その発表会が、「三陸花ホテルはまぎく」で盛大に行われました。
純米大吟醸、とってもとってもとっても、美味しい!
源水純米大吟醸については、こちらをご覧ください。

*「陸中弁天虎舞」50周年祝賀会
いつもお世話になっている「陸中弁天虎舞」の50周年祝賀会にお招きいただき、参加してきました。
大槌町の郷土芸能への熱い想いといかに大事にしているかを、再認識した会でした。私もみなさんの想いを大切しながら、これからも一緒に町を盛り上げたいという気持ちをもっと強くしました。

岩手大槌サーモンまつり

サーモンまつりも6月でしたね。私はPR関係を主担当にしていました。
今年も出店数の上限を設けてなく、蓋をあけてみれば70店舗以上の出店申し込みがありました。
大槌町の人口レベルで、70店舗の出店は「凶」と出る可能性があります。
来場者数が少ないと、各店舗の売上が分散し、最悪どこも売上が悪いということにもなりかねません。せっかく出店してくれるのだから、「サーモンまつり」はあまり売れないと思ってほしくない。そうならないために、来場者数を増やさねば、申し訳なさすぎる!
 という使命感で、毎日毎日SNSでしつこいくらい情報発信をしました。
イベントって、当日の準備も大切だけれど、それもお客様が集まってこそというのをけっこう忘れがちです。でも、情報発信するには、中身が決まってないとできない。情報収集やしつこい催促もしなくてはなりません。
1投稿、けっこう重労働です。
さらに、同じ文章でも書いた人の熱意ってなぜか伝わります。なので、1投稿1投稿、想いもいっぱい込めます(エネルギー使います)。

 今年のサーモンまつり、入場者数が1万5000人と過去最高になりました。
大槌のサーモンまつりが、面白いと人々に認知されてきたのが、もっとも大きな理由です。そしてこの結果は「岩手大槌サーモンまつり」を運営する人々全員の努力の結晶です。
 
でもちょこっと自慢です(笑)。とくに県関係者や観光事業者の方々から、「大槌のサーモンまつりのSNS って、どなたがやっていたの?」「毎日見るのが楽しくなったよ」「アクセス数増やすコツ教えて」などと言われることが多々あり、ちょっぴり報われたと、自己満足しています。
 

〜最後に〜
1ヶ月ほど前から在宅ワークに切り替えています。
もともと個人事務所を開設していた関係で、家で仕事することに慣れていて、まったく苦ではありません(毎日同じ場所に同じ時間に出勤する方が苦かも)。
ただ、締切が厳しい書類仕事と調整業務だらけのこの1ヶ月。集中できて仕事がはかどり、最高にいい環境なのですが、気がつくと、休憩とってない、ご飯食べてない、あら、いつまにか深夜という、とても体に悪そうなライフスタイルになっています。
いろいろ心配してくれる我が友人たちと会ったり呑んだりすると、いつも以上に饒舌になっているので、「人が好きなんだな、私」と、自分のことを再認識したりして。

なんだか今年もとても暑い夏。
みなさまは、適度に休んで、ご自愛くださいね。

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