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観光コーディネーターという仕事⑫

新年度ってなぜ4月なんでしょう?とは、行政とかかわる地域創生や観光推進事業の仕事をしてはじめて思ったこと。
国や県には、観光に関してもさまざまな「補助金」とか「助成金」があり、私も仕事柄それらを活用する機会が多くあります。
とてもありがたく、国民の血税なのだからしっかりと地域の人のためになり、継続する事業にしなければ!といつもプレッシャーを自分に与えながら活用しています。

ただ!
そのほとんどが新年度始まったばかりの春に募集があり、夏前や遅いと夏に採択結果が来て、採択されていると、そこから補助事業が開始となります。
実質、秋から始動となりモニターツアーなどが実践できるのは冬。
そして2月や3月頭には完了させなければならない。

北国にいるとですね、当然冬は寒い。
春〜秋にやりたい企画、冬にできない。三陸は雪もない。
観光客が激減する冬でもできるコンテンツは必要なのですが、どうにもこうにも使いづらい。
というぼやきが出てきてしまいます、毎年この時期に(笑)。

さて、カレンダーをみても何をやったかすっかり思い出せない3月のお仕事。
ざっくりと

新体験プログラム「おおつちチャリクエ」

新体験プログラム「おおつちチャリクエ」は、第2回モニターツアーが3月5日に実施され、県へ完了報告書を提出し、無事商品化しました!

モニターツアーの様子は、
https://otsuchi-ta.com/touristinfo/?p=3017

「おおつちチャリクエ」については、
https://otsuchi-ta.com/touristinfo/?p=3586

じゃらんネット、ではすでに予約申し込みができます。
大槌町観光交流協会のHPでもネット予約ができるよう、現在準備をすすめています。

参加者に配布するおおつちチャリクエ専用マップ

来年度以降(4月〜)の事業の仕込みに入りました。

東北ディスティネーションキャンペーン(東北DC)企画だった「郷土芸能かがり火の舞」。
大好評につき、2022年度の北東北キャンペーン「ドキドキ、キタキタ、北東北」で、またまた実施することとなりました。
詳細は主催者発表までお待ちください。

大槌駅発「駅からハイキング」 ますと乃湯無料券プレゼント付き!

「JR東日本さんの駅からハイキングイベントに、大槌も4月18日〜6月30日の期間エントリー。平日のみですが、大槌駅からのコースをつくりました。

●コース名
「眺望抜群&自然いっぱい!城山公園と湧水ハイク」
●主なルート
大槌駅出発〜役場から城山方面〜城山公園散策路〜城山城跡〜大ケ口経由〜源水・イトヨ生息地〜郷土活用湧水エリア〜大槌駅着

大槌町を一望できる城山ハイクと大槌が誇るきれいな湧水地を満喫できる、約6.5km、2時間30分コースとなっています。

駅からハイク専用マップです

「駅からハイキング」に参加すると、缶バッチがもらえたり、参加回数に応じて抽選でドリンクなどが当たる特典があります。
また、それぞれのコース独自の特典もあり、大槌駅のコースでは、先着100名様に、なんと、日帰り温泉施設「ますと乃湯」の無料入場券をプレゼント!いっぱい歩いた後は、気持ちのいいお風呂で汗を流してくださいね。

詳細は、こちら
https://www.jreast.co.jp/ekihai/evdetail.aspx?EvCd=0922010

山田町の体験プログラムを体験しよう会

他地域視察研修のひとつとして、隣町・山田町の体験プログラムの視察を企画しました。
地域にもともとある素材をつかって観光客や交流人口やファンを増やすための、ヒントを見つけてもらえたら、うれしいな。

海の活用・活性化会議

今年やっとやっと復活する大槌の浪板海岸と吉里吉里海岸。
ただ海水浴場です!と海開きをするだけでなく、未来に向けた活用と活性化をしようという話し合う場に、僭越ながら地域の方々に混ぜてもらい昨年から参加しています。
地域の方々が中心になって「あーしたい」「こーしたい」と話し合う様子を見ていると、こちらまで元気になり、この場にいさせてもらえてありがとう!と心から思います。
実現できるよう私も全力で応援します!

浪板海岸

最後に。
「春は別れと出会いの季節」といいますが、震災復興で三陸に来て早8年(6月から9年目に入る)。
三陸ほど、ヨソモノが来ては離れてが多いエリアはないのではないでしょうか?
仲良くなればなるほど別れは辛い。
残された側のほうが虚しい。
私でさえ、すぐにいなくなってしまうかもしれない人と仲良くなると、そのあとが悲しい、辛いと思うようになってきているので、三陸の人々はもっとそういう経験をしているのではないでしょうか?
親しくなった人との別れがちょっとした心のキズになっていることもあるような気がします。

なので、今年から大槌に移住してきた方々は、出会いのスタート時点でそういう気持ちの人がいるかもしれないということをちょっとだけ頭の片隅においておいてもいいかなと思います。
移住する人、地元の人がもっともっと理解しあえて、混じり合って、みんなが幸せになる大槌町になってほしいなあ。
4月から大槌町にまたあらたに「地域おこし協力隊」が入りました。
よろしくお願いします(by 先輩メンバー)。

トップ画像は、大槌川の桜の蕾。


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