「太陽の塔」森見登美彦 読書感想文
最初は癖強いと思って、読むのに時間がかかった。(タイトルに見合うインパクトの強さ
なんなんこのストーカー、まじで恐怖やし元カノ水尾さんも絶対に迷惑していると思った。ただただ言い訳してストーカー行為を正当化する主人公に怒りが湧いた。。
ただのストーカーだと思ってたのに。
なんでかな、最後はすごい切ない気持ちになった。水尾さん、なんで離れていっちゃったの、捨てないでという気持ちに、忘れてた失恋の感覚が戻ってきた。
水尾さんとの思い出並べちゃうとこも、好きな所書き出しちゃうとこもすごいわかる。自分イタイと思いつつ失恋に浸ってボロボロ泣くのもわかる。
その切ない苦しい気持ちを思い出せるけど、もう自分の中に存在しない感情で
もうあのダサくて必死でボロボロの私はいないんだなと思うとちょっと切ない。
「ええじゃないか」水尾さんはそれでも振り返ってくれない。。。。「ええわけがない」
ただただダサくて芋くさく闇深い、怠惰な愛おしい学生生活が懐かしい
クリスマス前にとことん寂しい気分に浸りたい人におすすめ
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