見出し画像

アジア(日本含む)嫌いは、もはや対岸の火事ではない

「アジア人」の定義は、実際にはインド人・トルコ人・アラブ人・ペルシア人も含みますが、現在メディアで使われる「アジア系」とは、中国人、韓国人、日本人、タイ人、ベトナム人、インドネシア人、フィリピン人、マレーシア人、シンガポール人、カンボジア人等の、東南・東アジア系を指しているようです。

人々のバックグラウンドは多様で複雑でも、私たちアジア人同士は、顔つきや話す言葉、ジェスチャーや服装などから、アジアでもどの国の方か何となく識別ができ、それぞれのアイデンティティーを尊敬しています。

今特にアメリカで急増しているアジア系に対するヘイトクライムは、日本人男性が襲撃された事件も最近あったように、全ての「アジア系」が同じように狙われます。こういった憎しみはインターネットやメディアを通じて感化され、どんどん世界中に広がることでしょう。

コロナ禍が過ぎて海外旅行に行ける日が来ても、「アジア系」の旅行者は同じバスで移動し、警察の車が護身につくかもしれません。少し自由行動をしたい時は、ボディーガードを付けなくてはいけないかもしれません。ただの「対岸の火事」ではないと思います。ビジネス出張も例外ではありません。

「アジア系」の私たちは、人種・宗教・ジェンダーなどを越え、「なぜこのような事件が起きるようになったのか、どうしたらなくなるのか」、アジア人が一緒に考え、乗り越えて行くべきだと思います。

<見出し写真は、英国の舞台やテレビ・映画界で働く東アジア系の俳優たちが深刻な偏見を受けていると主張した時の広告。アジア系は「目に見えない」マイノリティーとして扱われている。自分たちが正しく描かれ、どう表現されているかで、人の認識は作られるからとても大事である。>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?