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一人の時間

同棲を解消して一人の時間が増えた。
しばらく一人で過ごしてみてやっと、心が満たされて、潤っているのを感じる。

今したいのは、小説を書く事。
よしもとばななさんの『ばななブレイク』を読んでてふと思ったんだけど。
彼女の感性の様にいたいと常々思っている。
昔からよしもとばななさんの生きてる事に対する悲しみ(辛さ)と、反対にどうしようもない温かみを感じる奇跡みたいのを表す文章に救われてきた。
お母さんに読ませたら、なんか難しい事を永遠にこねくりまわしていると言われた(確かそんな感じの事)んだけど、そうやってこねくりまわした文章じゃないと、生きてるって事がどんなに奇跡で成り立っているかっていう感動が、実感として伝わってこないのだよ。
それは、私みたいな人間の、生活や人間関係、人生そのものに心と頭をこねくりまわされてきた人間にとってどれだけ救いな事か。
ばなな先生の生き方が、身近に感じられる人間にとっては必要なんだよな。その文章が。

私も昔(高校生の頃)引きこもって小説みたいなのを書いた。
文体というか、雰囲気というか、かなりよしもとばななチックになった事を覚えている。
その時私は吐き出したい事というか書きたい想いが溢れていて、教訓めいたものも書いた記憶がある。
今の私に書ける事って何だろう。
私がそれから学んだ事って何?
何も思い浮かばない笑
書き始めたら出てくるのかな。
この数年間思考するという時間を取らなかったから、心と頭が鈍っている気がする。
少しずつ、取り戻せたらいいな。