2023年国際数学オリンピックは日本で開催されます
皆さんは、国際数学オリンピックってご存知ですか?
国際数学オリンピック( IMO)は、毎年行われる高校生を対象とした数学の問題を解く能力を競う国際大会です。
ポアンカレ予想を証明したグリゴリー・ペレルマン氏は、この国際数学オリンピックで満点を採った人物です。
あとイラン人の数学者で、先日帰天されたマリアム・ミルザハニ氏は、国際数学オリンピックで金メダルを1994年(香港)、1995年(トロント)に受賞し、天才少女として国際的な注目を浴び、1995年の大会では、イラン人学生としては初の満点採った人です。
私の周りにはガチの数学の天才が3人います。
それは、中島さち子さんと埴原君、そして私の亡くなった祖母。
中島さち子さんは、1996年に国際数学オリンピックインド大会に出場、日本人女性として初めて金メダルを獲得した女性で、現在はジャズ・ピアニストと数学の研究者で、会社を経営され、数学の楽しさを子どもたちに伝える活動をされています。
中島さんは、私の尊敬する女性の一人です。
もうひとりの埴原君は、日本ジュニア数学オリンピックの銅メダルを獲得して、東京大学理科三類に現役合格し医者になりましたが、大学生の頃から『大学への数学』に執筆するバイトをしていました。
ひょんなことから埴原君の知り合うわけですが、ガチの数学の天才というのはこの言う人なんだなというのを目の当たりした人です。
ちなみにこの埴原くんのお祖父様は解剖学者で有名な埴原和郎さんです。
私は一応文系なのですが中学までは数学が大好きで、高校1年生の時には、まぐれで全国模試で3位をとったことがあります。しかし、当時は女性の理系は厳しいと言われ、親の勧めやらなんやらで文系を選んだとたん、数学に興味がなくなっていたんですね。これをピークに数学は、好きだけどやらなくなってしまいました。けれどパズルは大好きです。
この数学の天才たちに共通するポイントはなにかというと、『数学は勉強というより問題があるから、面白そうだから解いてみようか』という捉え方のの観点です。
そして、その解法に美しさを見出し、感動するという点です。
本当に数学について楽しそうに、幸せそうに話をするんですよね。
先日、『国際数学オリンピック』のカンファレンスがあって、中島さんのお話を聞きに行きました。
そして、あの有名な、数学者の秋山仁・東京理科大特任副学長のお話もありました。
秋山さんは、6月24日にドミニカ共和国が数学教育振興に貢献したとして同国からクリストファー・コロンブス勲章を授与されたばかりだそうす。
なんと秋山さんのご尽力でドミニカが世界的順位で数学ビリから脱出したそうです。
そこで印象に残ったこととは、数学の能力と国力に関連する国家の競争と関連性があるということ、数学で一番重要なのは読解力で、日本はこの読解力が落ちてきているという話でした。
フェイクニュースに簡単にひっかかるのもこういうことが原因だと思います。読解力さえあれば、デマを発信する論者の話の矛盾点に即座に気づくだろうと思います。
そして一番好きなポイントは、
数学は自由な発想で解決を見出されるけど、マクロでは普遍性がみられるというお話。
こういう視点が好きです。
カンファレンス後、秋山さんにインタビューの打診を行いましたら、2つ返事でOKをいただきました。
スケジュールが調整できし次第、行うつもりです。
秋山先生ありがとうございました。
他にも大物の方々から快いお返事をいただいていますが、コロナのせいでなかなか難しいものがあります。
2023年の国際数学オリンピックは日本で開催されます。
世界中の天才たちが集まってくるわけですが、日本の天才たちも頑張って欲しいですね。
私も国際数学オリンピックに全面的に協力していきたいと思っています。
これは昔の秋山先生です。
今はこんな感じに変身。髪を切って染めたとおっしゃっていました。
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