しょうらいのゆめ
還暦過ぎたがまだ
しょうらいのゆめについて
かんがえている
なしえなかったこと
できること できないこと
あきらめておいてきたもの
ぼんやりとした想い出
欲しかったものの名前さえ
忘れてしまった
ぽっかり空いた隙間が怖いから
埋め尽くすために予定を立てる
立てて追いかけて線をひいて
書いては消して安心したふり
何が欲しかったのかな
何がしたかったのかな
しあわせな瞬間はあったのに
どうしてそれはつづかない?
砂時計何度も何度もひっくり返して
眺めてるみたいだ
愛してた瞬間でさえもう
幻想の彼方
遥か彼方それでもまた
これからも
夢が見たいんだ
愛したいんだ
えいえんにつづかないことを
しっているから
そんなことは
忘れたフリして
夢が見たかったんだよ
ほんとかな?