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レオポルドシュタット

ナショナルシアターライヴ「レオポルドシュタット」鑑賞。

劇作家トム・ストッパードの自身の家をモデルにした、1899年〜1955年までのウィーンのあるユダヤ人一族の物語。

ウィーンの同じ家で
1899年、1900年、1924年、1938年、1955年と時代を経ながら繰り広げられる群像劇ですが、

ホロコーストで、戦争で一家の多くが亡くなり、1955年にこの家に集うのはたった3人。

悲劇は消し去ることはできないし繰り返してはならないけれど、ここで3人が再び出会えたことで、きっと前を向いてそれぞれの人生を歩んでいったんだろうなと思えるラストでした。(表向きは明るいラストではないけれど、舞台全体、演出、登場人物それぞれにポジティブさを感じられました)

ライヴの舞台であることを忘れてしまうほどの俳優陣の迫真の演技が素晴らしく、ぜひ舞台公演も見てみたいと思いました(昨年の新国立劇場は行けず)。


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