自分軸って

年末最後の一緒の仕事で、恩師が私の話をちゃんと聴いてくれたと感じた初めての時だった。
ずーっといつも、当たり前だけど大先輩だから上からで一方通行で。
思い起こせば、もうご指導はおなかいっぱいで、私はあまり心を開かないことにしたんだった。まともに聞いても、和ませようとして茶々入れてみても、そこからあげ足とられてまた叩かれる、そんなことも知らないのか、それではダメだといってるじゃないか、未熟さを思いしり恥ずかしくなる場面ばかりだった。
そんな機会ばかり重ねていると、いつしか全てに嫌気がさしてきて心を開かなくなっていったんだった。

そんな恩師が、私の話を聴いてくれたうえで、
「自分の楽しいと思うことをやりなさい」と。
恩師も変わったのかな。正直びっくりした。

上の人からの言葉は強い。本質だと思う。
けど、他人軸だった。
そして自分が本当にそう思えるまでに追い付いていなかった。
年齢的にも、経験的にも。
無理してそれに合わせようとしていたから、自分軸が一致してなかったから、いつも焦って、できてない自分が苦しくて、胸に重くのしかかっていたのか。

あれは他人軸だと気が付いてから、自分をわずかながら発掘した気分。
今の自分をベースにして、本当の自分軸で考えてみよう。


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