見出し画像

12歳で単身留学した理由

私は中学1年生、12歳のときにニュージーランドへ単身留学をした。その頃は、深く考えていなかったが、今となっては自分の人生に一番大きな影響を与えた出来事である。

「中学時代留学してました」というと、
「親の仕事の関係で?」と返ってくる。

「1人で寮制の現地校に行きました」というと
「どうして!?」とかなり驚かれる。

では、なぜ留学したのか。

当時はキャビンアテンダントになりたいという夢があった。(今では全く違う方向を目指してますが笑)それはただの小学生の夢だった。「消防士になりたい」とか「先生になりたい」とか小学校の卒業文集に書くようなよくある小学生の夢。それと同じ類で、ただかっこよさそうだったから、そんな浅はかな夢を母は背中を押してくれた。

当時の私はキャビンアテンダントになるには英語を学ばなければならないと思っていたのだろう。私立の大学まで一貫の小学校に通っており、中学校から女子校になる学校で、私は心のどこかで多様性の欠如を感じていたのかもしれない。女子校に進む、大学まで一貫校の決められたレールを歩む的なものに全く惹かれず、必然的に受験するか留学するかの2択だった。

小学5年生の時、母がニュージーランドの学校見学に連れて行ってくれた。ニュージーランドに行ったことある人ならわかると思うが、全く何もない田舎である。車がないとどこにも行けない、人より羊のが多い、そんな環境である。広大な敷地に、校舎や寮が建てられていた。現地の子も、寮に住んでいる子もフレンドリーですぐ気に入ったのを今でも覚えている。人見知りで英語も全く喋れないのに、海外のフレンドリーな環境に気づいたら馴染んでいて、心の底から楽しいと思える環境だった。

そして、とんとん拍子で小学校を卒業してすぐに日本を飛び立った

12歳の決断は今の自分では考えられないくらいあっさりとさっぱりとしていた。

よく子育て中の親御さんや、学生時代に家庭教師をしていた頃に担当していた生徒の親御さんから「子供に留学させたいんだけどどうやったらMarikaみたいになれる?」と聞かれる。

個人的には幼少期から海外への抵抗をなくすことが留学を意識するきっかけになると思っている。これは大人になって気づいたことだが、私は親に海外への抵抗がなくなるように幼少期から洗脳されていたのだと思う。

12歳で一人で知らない土地で生活するって毎日日本の小学校に通ってたら絶対に考えられない。私は小学校低学年のころから1人で3週間くらい海外のサマーキャンプに毎年のように放り込まれていて、海外にどんな同年代がいるのか、海外の学校生活はどんなものかイメージを刷り込まれていた。こんな淡々と書いているが、当時は親に見送られるときは泣きじゃくりながら「行きたくない」とわめき、親の迎が来た時にはキャンプが楽しすぎて「帰りたくない」と言ってしっかり年相応の感情を抱いてた(笑)

今となっては幼稚園の時にインターナショナルスクール通ってたのも、小学校の時に泣きながらサマーキャンプ行ってたのも、全部12歳で留学するって決めた自分の伏線だったんだなあと感じている。

何度振り返っても中学で留学してよかった


最後までお読み頂きありがとうございました!こうして一つの記事を通して出会えたことを嬉しく思います。もっと読みたいと思っていただけたら嬉しいです!