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市原真『どこからが病気なの?』との対話

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市原真『どこからが病気なの?』(ちくまプリマー新書、2020年出版)との対話です。読んで考えたこと、感じたことなど。
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#フラジャイル

第1章-1 病気だと決める人は誰?

「それはお医者さんでしょ」 って、まっさきに思った。今やわたしにとって「病気」と聞いて思い浮かぶのは、がんで、いわゆるがん宣告、告知が病気決定の瞬間だったからかも。 ふつうに健康、というか、病気がちじゃない人なら、「そりゃ自分でしょ」という答えが多いのかな。 筆者の市原先生は、病気だと決める人は基本的に、本人、医者、社会の3つだと言っている。まずは「本人」。 そうね、わたしもそれはする。たとえば頭痛のときは、「あ〜いつもと同じところが同じ感じで痛い。。そういえばスマホ