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今、子どもたちの危機に気づいて。

原発事故から10年。
新型コロナから1年。

私がここから見えることは
やっぱり子どもたちに
重荷を背負わせてるじゃないか。

まるで愚痴みたいになりますが。

大人は、仕事とか、出かければいいし
お酒飲んで、友達と話せばいいし
何かしらで発散できたりするかも。
それが良い方法でないとしても
何かしら、自分の意思でできることがある。
ことが多い。

でも子どもたちは、
お酒飲んで気晴らしするのに
まだ何年も待たなくちゃいけない。
部活も、修学旅行も、体育大会も
あれもこれも中止になって
マスクをすることで
口呼吸になって、酸欠になって、
集中できなくて、夏には命の危険まである。
家に帰れば、大人たちの表情を伺いながら
つけてあるテレビから毎日毎日
新たな感染者、死亡者の数字を読む。
どうやって、発散するの?

2020年11〜12月のストレス調査で
小学生4〜6年生の15%
中学生の24%
高校生の30%に中等度以上の鬱が
確認されてる。
小学4年生以上の6%が
毎日死にたいと思っていると、答えてる。
これは仕方のないことなの?

原発事故後も同じだった。
甲状腺癌になるのは自己責任なの?
避難先でいじめに遭って、死にたくなるのは
自己責任なの?
家族がバラバラになって、生きる気力を
失うことは自己責任なの?
やっと避難先で友達もできて
馴染んできたときに
住宅支援が打ち切られて
暮らすことができなくて
また引っ越し、そのことで鬱になるのは
自己責任なの?


正直、本当に、
はらわたがね、煮えくりかえるのです。

そんな自分もまた
何ができてるわけじゃない
全てわかってるわけでもない
力不足、未熟、弱い、大人の一人。
その罪悪感に、いつも、打ちのめされています。

放射能ひばくのことは未知じゃない。
チェルノブイリ原発事故の経験がある。
経験からわかる対策も探せる。
みんなが経験から学べば、きっと
必要な道が選べる。

それに対して
新型コロナウイルス感染とワクチンは
ある意味、未知の部分が多い。
経験しながら、可能な限り
良い道を選んでいけるように

そして何より、子どもたちの心と体の健康が
後回しにされないように
心から願うから

放射能とワクチンのお話は
これからもさせていただきたいと
思っています。
堂々とではないです。
実際、とても、ビビりながら。
大方の世の中の意見とは違う話をするので
やっぱり怖い。でも、続けていく。

知って欲しいから。
知ることが、選択に繋がっていくから。
伝えていることが間違っていたら
遠慮なく教えて欲しい。
そうやって一緒に成長できたらいい。


私の活動を支えているのは

「怒り」「焦り」そして
きっと、「希望」です。

#井上まゆみ事務局
#inouemayumi .jimukyoku@gmail.com

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