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マスクの下の。

これまで以上に今
すごくすごく思うのは

私たちの顔って
なんて
美しくて
楽しくて
大事だったんだろうって。

ビューティーさんだって
ユニークさんだって
ソフトさんだって
ハードさんだって

その全体は愛おしくて美しくて

その目が細まって
その口角が上がって
そのシワが入って
その口が開いて
その歯がのぞいた時
私もつられて同じになって
そして嬉しくて

その目が閉じられて
その口角が少し下がって
そのシワが入って
その口がギュッと閉じて
その瞳から涙がこぼれた時
私もつられて同じになって
そして切なくて

ひとことで言って仕舞えば「表情」で
どれほど私たちの心が
上がったり下がったり
揺さぶられたり
ドキドキしたり
キュンキュンしたり

目だけでは伝えられないことがあって
唇だけでは伝えられないことがあって
言葉だけじゃ、画面だけじゃ
伝えられないことがあって

今更のように、ああ、そうだったなって。

半分を隠してしまう「マスク」
半分の表情を見失う「マスク」
そのことで、不安とか、孤独とか、
怒りとか、誤解とか、そんなことで
苦しむ大人や子どもたちが
いないことを祈りながら

こんな時だから
自分の感情を声で、言葉で伝えることを
丁寧に、優しく、楽しめたらいいな。
大袈裟なくらいの身振り手振りも
くっつけて、楽しめたらいいな。
マスクしてるからわかりにくいでしょ。
だから伝えるねって。
今、嬉しいよ
今、かなしいよ
今、楽しいよ
今、怒ってるよ
いつも、めっちゃ、大好きだよ。

あなたの顔がみたい。
まるで、鏡みたいに、私も
同じ顔して、同じ気持ちにより添って
心のディスタンスを近づけたい。
その日が、少しでも早くきますように。
本当に本当に早くきますように。

注:この記事は
マスクに対する「批判」ではありません。
マスクに対する私個人の「不安」について
心にあることを書いてみました。


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