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子どもたちの呼吸のこと

私が元気でいられる理由をよく尋ねられる。
「その元気の秘訣はなんですか?」って。

いろんな理由がある中で

もしかしたら

一番は

「話すしごと」
をさせていただいているからかもしれない。

講座の機会を与えていただいて
私はマシンガンのように話す。

いつ息を吸ってるの?って聞かれるほど。
ごめんなさい、ってくらいわーわー話す。

声を出すには、息を吐く必要があるから
私は腹の底から息を吐き続けながら
あの、わーわーとした声を出し
そして、意外にも、しっかりと
息を吸っているのだと思う。

話すことで、理想的な、呼吸法を
続けられているのかもしれない。

吐かないと、入ってこない。
だから呼吸は「呼」が先。「吸」が後。
入ってこないことは、酸欠につながる。
酸欠は、肉体の死をもたらすほど。
だから私たちは
1日平均2万回の呼吸を続けている。
子どもたちは平均3万回だ!

子どもは「小さいサイズの大人」じゃない。

脳を育て
体を育てるために
大人より酸素を必要とする度合いが大きい。

大人より小さい肺で酸素を受け取り
大人より小さい心臓で酸素を巡らせる
その回数を増やすことで命を繋いでる。

とのために、子どもたちは大人より
飛んだり跳ねたり、大声で遊んだり笑ったり
そうやって
呼吸回数や心拍の回数を増やしながら
酸素を身体中に送り続けてる。

そんな子どもたちが
マスクを1年以上も着け続けていることは
大人がマスクを1年以上着け続けていることと比べ
問題の大きさが違う。

マスク越しの呼吸は
苦しいから、走れない。
苦しいから、跳ねられない。
大きな声で話すことは
息を吐いて、次の吸気に繋げることでもあるのに
命をつなげることでもあるのに
苦しいから、話せない。
苦しいから、大きな声を出せない。
もしそうすれば、大人たちに、叱られてしまうし。

今子どもたちに増えている
頭痛も、皮膚炎も、睡眠障害も
「毎日死にたい」と思うことも
「毎日自分を傷つけたい」と思うことも
そして、自殺も

顔の半分を覆って
呼吸をしずらくさせている
その1枚の紙か布の覆い。
それが導いてしまっているかもしれない。

子どもたちの自殺は
社会や、大人たちによる
「他殺」なんだと
私は思うから

お父さん、お母さん、
家では満面の表情の見える中で
いっぱいおしゃべりして
いっぱい笑って
いっぱい歌って
いっぱい息を吐いて
息を吸っていいことを
生きていていいことを
子どもたちに伝え続けてください。

子どもたちを
世界の宝を
殺さないで。

みんなで、守っていこう。

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