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意識の体験をすることで変容が起きる

私たちは、身体に同化しているかぎり、すなわちこの身体が自分だと思っているかぎり、身体の一番のつとめは生き延びることなので、どうしてもそこを一番に優先してしまいます。


すなわち、生き延びるためには自分はこうしなければいけない、これしか選択肢がないという方向に行ってしまいます。


これは、自分の力を発揮してのびのび生きていくのとは反対の方向だったりします。


何か生きづらさがある場合、自分がそういう思いを持っているかを認識することは大切です。


例えば、自分が所属するグループ、仕事でも、プライベートでも、その中でみんなから受け入れられる自分でいたいという思いがあるなあ、このグループから仲間外れになるのは怖いなあと思っている自分がいるだろうか。


どうして自分は認められたいのだろうか?


認められないと、一人ぼっちになってしまう・・・。


どういう思いがあるか自分の内面をみてみてください。ああ、こういう思いがたしかにあるなあというのがあるかどうか。


あるいは、もっとお金がほしいと思っていて、お金がないといけない、お金をためておかないと私はダメになるというような不安がつきまとっている感じがするか。


お金がほしいと思っている私の中に、どういう思いがあるだろうか。


ここまでが頭での理解です。ああ、そういう思いがたしかに自分の中にあるなあという。


そして、更に問いかけていきます。まわりから認められないと何が困るの?お金を蓄えておかないと何が困るの?というふうに。


更に見ていって、そこにどんな思いや感情があるかを見ていきます。


意識の体験をします。


そうするとたとえば、私は無力な人間だとか、私は稼ぐ力がないというようなセルフイメージが心の深いところにあるかもしれません。


その感情を癒やしたいんです。そこを癒やしていきます。


その感情が開放されることで、少しずつ心境が変わっていきます。


自身に力を取り戻すプロセスとでも言いますか、とても興味深いなと思います。


その力って今気づいていないだけで、もともとあるものなんですよね。

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