![作曲3-002](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7866138/rectangle_large_type_2_e8bb5005ed5a05d57732d81ecc77f3e7.jpg?width=800)
四声のフーガAm 作曲過程その4「嬉遊部2と下属調提示部、下属調平行調提示部」
4-1 嬉遊部2
二回目の嬉遊部です。今回は主唱結句の音型を利用し、同じ音型同士の二つの声部と、自由に動く二つの声部という構成で作りました。
また、この嬉遊部を作っている間に、その後の計画を変更し、下属調(Dm)提示部と下属調平行調(F)を逆の順序にすることにしました。なんとなくDmを取っておきたくなったからです。この判断がいいのか悪いのか分かりませんが、突っ走ります。
そのため、この嬉遊部の最後は下属調平行調のドミナントにしました。
4-2 下属調平行調提示部
順序を入れ替えた下属調平行調の提示部ですね。バスに主唱、アルトに対唱を歌わせ、こんな風にしました。
テノールはほとんどずっと休ませてます。これはこの直後の下属調提示部で盛り上げるためです。画像七小節目でテノールが入ってきますが、目論見は上手くいっているのことを願います。
4-3 下属調提示部
下属調提示部です。ここは先述の通り、盛り上げたかったのでソプラノに高い音域で首相を歌ってもらいます。そして、さっきは休んでいたテノールに対唱を。アルトはずっと自由に。そしてバスですが、保続音を使っています。これも盛り上げたかったからです。その結果画像二小節目はテノールがガツンとぶつかりますが、この文脈なら汚いどころかむしろ美しい。(と思います)
これで残すはストレッタとラストのみ!
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