作曲1-003

四声のフーガAm 作曲過程その3「嬉遊部1と平行調提示部」

3-1 嬉遊部1

 前回は主題提示部を作りました。次は嬉遊部1です。さらに次に待ち構える、平行調提示部へ続く間奏みたいな部分ですね。ここは、ソプラノとテノールに対唱のリズム素材を使って作りました。

 こんな感じ。やはり四声ずっとだと難しいし重くなるので、適宜休ませながら。基本的な構造としては、ソプラノとテノールの対話+アルトとバスの対話、みたいなものですね。

 なんかいまいちバスの旋律が気に入らないなーとか思いつつもいったん完成として、次に進みます。


3-2 平行調提示部

 次は平行調提示部ですね。Amの平行調Cで主題を提示します。最初の主題提示のように全パートに渡ってやるとダラダラと長くなるので、主題を一回提示しておしまいにします。

 主題のうち、まずは主唱と対唱。バスとテノールにしました。

 ソプラノとアルトは前半まるまるお休み。後半でソプラノ、少し遅れてアルトも入ってきます。同じような音型を繰り返しながら、最後は答唱に向けて属調のドミナント。

 そして、答唱と答対唱です。ソプラノとアルトにしました。

 バスは前半まるまる休みますが、テノールは歌い続けます。後半部分はバスも入って来て四声揃います。これで平行調提示部も完成。


 さて、次は嬉遊部2と下属調提示部、下属調平行調提示部をまとめてやります。

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