「リップヴァンウィンクルの花嫁」(初日舞台挨拶レポ編・ネタバレ箇所)
「リップヴァンウィンクルの花嫁」初日舞台挨拶11:40レポの、Twitterでは省略していたネタバレ部分です。
と思ったけど書いてみたらそんなにネタバレでもなかった…
綾野さんのお話ピンポイントで、短いですが、まとめ。
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安室の役作りについて、黒木華ちゃんから逆質問。「安室は、つかみどころがなくて、役作りが難しかったんじゃないですか?」
綾野さん「安室はシーンごとに違う人物を演じている気持ちで。僕たち役者がいつもやっているのと同じように、安室は登場シーンごとに誰でもない誰かを演じていて、自分はそこにないから、役作りもなにもなくて」
岩井俊二監督「でも、最後の泣くシーンでは本当の安室が出てきてる感じだったよね」
綾野「どうなんですかね。あれも僕はやっていてどっちなのかわからないという感じでした。フィクションとノンフィクションがあって、ニュースとかでも本物は出てこなかったりする。そのほうが視聴者は安心して見られて、もし本物が出てきたら怖いと思う。安室もつねにフィクションしか出さないのかなと」
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ざっくりですが、このようなやりとりがあった…はず(早くも記憶あいまい)。
フィクションとノンフィクションの話、パンフレット中の綾野さんのインタビューでも、岩井監督の作風に関して言及されていましたが、このときは安室のあり方についてでした。
このお話を聞いていて、情熱大陸のディスクの特典インタビューで、放送時、子どもの頃に打ち込んだ釘が見つかった奇跡をやらせだと受け取られたことについて、あるいは役のイメージとは違う自分の姿を否定的に感じた視聴者もいたことについて、語られていたことを思い出しました。
このテーマも興味深くて、いろいろ考えてみたい…
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