見出し画像

2014年8月3日(千秋楽)14:00

東京地方は朝から気温が30度を超え、外に立っているだけで汗が伝う暑い日でした。
24日間、32公演を締めくくる千秋楽の日がいよいよやってきました。あと何日、と数えるたびに、無事の完走を祈る気持ちと、いつまでも終わってほしくないような気持ちとで複雑でしたが、泣いても笑っても今日で最後。

泣いても笑っても。文字通り、本当に、たくさん笑い、そして泣きました。
奇しくも初日と同じ座席での観劇となり、初めて太陽2068を観たときのことを思い出しながら開演を待ちました。そして舞台が始まれば、もう物語の世界に引き込まれて、あっという間の3時間です。

■千秋楽のカーテンコール

1回目、いつもどおり、キャストの皆さんが順に現れてご挨拶。拍手と歓声に応えて、皆さんとてもいい笑顔。そして全員そろって、上手、下手、中央へと礼。もうこの段階で会場はスタンディングオベーションとなりました。

2回目、拍手に応えて再びキャストの皆さんの登場。
みんな最後だから弾けてます!六平さんはカツラを逆向きにかぶって謎のふさふさ頭で出てきてみんな大ウケ! AKBファンのプリティ太田さんはサイリウムとあっちゃんの写真入りうちわを持って登場! 成宮さんはあっちゃんの肩を抱き寄せたり、綾野さんと成宮さんもじゃれあったり! なにがなんだか!

3回目、さらに拍手に応えてキャストの皆さん登場。
と、成宮さんが綾野さんに舞台袖のほうを示して目配せ。すぐに連れ立って下手の舞台袖に走っていきます。
「なになに?」というふうにあっちゃんたちが顔を見合わせ、客席も「?」となって待つと…。
演出・蜷川幸雄さんを間にはさんで綾野さんと成宮さんが戻ってきました。
客席は万雷の拍手。穏やかな笑顔で応える蜷川さん。
そして、いつものように退場していくキャストの皆さん。左右舞台袖での綾野さん成宮さんの一礼も恒例です。

そして、ここで客席に終了を告げるアナウンスが流れます。通常はこれで終わり、お客さんも少しずつ帰り始めるのですが…(例外の日もあったけど!)。
もちろん、今日の拍手は鳴りやみません。

どれぐらいの時間だったのか…誰もいない舞台と、いつまでも続く拍手。わたしもその一員として加わっている拍手の音に包まれながら、太陽みたいに明るい天井のライトを見上げていました。…あの時間、なんだかとても幸福でした。

4回目、綾野さんが出てきてくださいました。客席からは喜びの歓声。
舞台中央に正座して長い長い礼。
そして、やおらシャツのボタンをはずしはじめ…こちらが「!?」と思う間もなく、シャツの下のタンクトップに文字が書いてあるのがちらり…
そしてバッとシャツを広げると、「ありがとう ございました」と縦書きの2行で、油性マジックでぐりぐり書いたような文字のメッセージが現れました!
客席からは猛烈な拍手、乱れ飛ぶ「ありがとうー!」の声。
キャストの皆さんも再び登場。綾野さんのタンクトップの文字を発見して、指さして笑ったり、あっちゃんは突っついたり。
そして綾野さんは、ゴールド・シアターのみなさん始め後方のキャストの皆さんたちの間をぐるりと回って肩を叩いたり感動を分かち合っています。

5回目、メインキャストの皆さんが前面に立って最後のカーテンコール。
代表して綾野さんがご挨拶。
「ありがとうございます。最後まで無事怪我もなく…ご覧のとおり(笑)に、なりました。
…代表して言いましたが…(みんなを見渡し)。
お気をつけ、て、お帰りください(←やっぱり定番のそれなんだ!しかもなんか引っかかってる!という感じで会場笑い)
…疲れたあー!! お疲れさまでしたっ!!」

(興奮で、いつも以上に記憶もあいまいなので、順序とかコメントとか、微妙に違っているかも…できる限りの再現です(^^;)

綾野さんが、まったく涙を見せなかったのが印象的。わりと涙もろいイメージだったのですが(勝手にごめんなさい)、今日の心境は、涙のスイッチとは別のところにあったのでしょうか…。
他のキャストの皆さんも泣いていなかった気がする。成宮さんも舞台中では涙をぼろぼろとこぼす場面がありましたが、カーテンコール中はずうっと最高の笑顔でした。
みんな、輝くようないっぱいの笑顔で、だからこちらも涙というよりは幸福な笑顔での幕でした。

本当に本当にお疲れ様でした!!


(その後、「綾野さんが泣いてないから泣けなくてぇ~」とまた勝手なことをいいながらロビーで泣いていたのはわたしですすみません・笑。また後日、千秋楽の舞台の各シーンで思ったことなど、少しメモを残したいと思います)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?