【はじめに】赤ペン教室について
突然ですが、赤ペン教室を始めます! ライターとして、noteというプラットフォームで何か新しい挑戦をしてみたい!という思いがフツフツと湧き上がってきて、思いついた企画です。
「どうしたら文章がうまくなりますか?」という質問に対して、かの村上春樹氏は次のように答えました。
「文章を書くというのは、女の人を口説くのと一緒で、ある程度は練習でうまくなりますが、基本的にはもって生まれたもので決まります」
(「村上さんのところ」より)
春樹さん、それを言ったら元も子もないよ……と思ったのですが、運動神経や絵心と同じで、確かに急激に文章のセンスが良くなることはたぶんないのだと思います。でも、私がライターの仕事を始めて実感したのは、「センスはある程度のテクニックで補える」ということです。上手に見せる、あるいは読みやすく書くためのテクニックは、確実に存在します。
このマガジンでは、いろいろな文章に私なりの「赤入れ」をしながら、私がこれまでに学んだことを共有していきたいと考えています。文章が苦手だな、あるいはもっと上手に書けるようになりたい、と思っている人に、「こんな小さなことで文章ってこんなに変わるんだ!」と感じてほしい。そして、「文章を書くのって楽しい!」と思ってもらえたら嬉しいです。
◇マガジンの概要◇
これまで「まりえさん、ちょっと見てください!」と頼まれた文章を中心に、赤入れをしてポイントを解説します。
毎月15日と月末最終日に更新します。第2回以降は有料(1記事100円)とさせていただきます。
◇文章募集◇
このマガジンで取り上げてほしい、赤ペンを入れてほしいという希望者から文章を募集します。ビジネスメールでもエッセイでも作文でも、ジャンルは問いません。文章は800字以内とさせてください。
文章を書いてみたいけど、何を書いたらいいか分からない、という方は、下記のテーマで書いてみてください。(随時更新予定)
1.好きな本について(1000字)いわゆる書評です
2.この春、卒業したいこと(500字)
Wordあるいは、メール内に文章を打ち、タイトルに【赤ペン教室】と入れて、marie.ogoshi@gmail.comまでお送りください。
(送っていただいた文章をすべて取り上げるとは限りません。ご了承ください)
◇スタンスについて◇
最後に、このマガジンのスタンスについて書いておきます。私はライターになり約8年になりますが、今でもガシガシ編集の皆さまに赤入れをされている立場です。
また、文章には好みもありますし、絶対にこれが正解、というものはありません。あくまでも私なりの考えをまとめたものであることはご理解いただけると幸いです。
ここでは先生としてえらそうに指導する気はまったくありません。
このマガジンを決めた理由のひとつは、映画「日日是好日」を観たときの、茶道の先生演じる樹木希林さんのセリフが強く印象に残ったからです。
「教えてごらんなさい。教えるってことは、いろいろなことを教えてもらえることよ」
取り扱うテーマに関しては、基本的には私自身も必ず書いてみたいと思っていますし、このマガジンを通して私自身も勉強させてもらえることを楽しみにしています。
それでは、これからどうぞよろしくお願いいたします。
ノンフィクションを書きたいです!取材費に使わせていただき、必ず書籍化します。