JobRainbow卒業しました
いつも求人サイトジョブレインボーやD&Iコンサルティングをご利用くださっている皆さま、ありがとうございます。
突然の報告となりますが、私、星マリコはJobRainbowの取締役を退任、退社いたしました。
退任の理由とこれから
今後は、JobRainbow社として運営していたマッチングアプリ事業を継承し、独立して運営を行っていきます。
この事業は、私自身がPOとして立ち上げ、大変思い入れを持っているサービスです。
単なるマッチングアプリを超えて、セクマイのオンライン空間での自己表現の可能性を広げるサービスとして、「差異を彩へ」に寄与するべく取り組んできました。
この事業を大きく育てていくためには、JobRainbow社の他事業とは独立した運営をしていくべきと考え、社長の星賢人とよく相談の上、このような選択をとることとしました。
つまり円満退社ですので、気まずく思われることはありません、安心してください。笑
社長はもちろん、頼れるメンバーみんなに、あたたかく送り出してもらいました。
さりげなく去りたいと思ってたのですが、予想外に、賢人と涙のハグになりました。
JobRainbowへの想い
少し長くなりますが、この機会に、JobRainbowへの思いを伝えさせてください。
JobRainbowでは創業から７年以上、社会を変える最先端のあらゆるプロジェクトに関わることができ、そのおかげで思いを同じくするたくさんの方々と出会い、すばらしい時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
私自身はJobRainbow社内では逆に少数派となることもある”非当事者のアライ”であり、ときに非当事者の代弁者として、ときにLGBTQ+の声の翻訳者として、架け橋となることに努めてきました。
もともと、正義感の強い性格で「世の中の不公平を正したい！」と、弁護士志望からソーシャルビジネスの世界に飛び込みました。
今でもこの選択は正解だったと思っています。
「日本社会がLGBTという課題を認識することができれば、人々の他者との関係性がきっと変わる。そしてそれは、誰もがもつマイノリティ課題に光をあてるはず。」
そう思って日本社会に風穴をあけるつもりで、JobRainbowを立ち上げました。
その目論みは正しかったです。
LGBTQ+だけじゃない、いろんなマイノリティや想いをもった人たちと出会うことができ、昨年からはリブランディングに取り組み、D&Iの総合カンパニーとして、前進しています。
実家にいたころ、私たち姉弟は「世界はこうなるはず！」を毎晩のように、夜な夜な話し込んでいて。
そろそろ終わろうとお互いの部屋に戻ろうとしても、また話が膨らんで。
最後は廊下のトイレの前でずっとずっと語っていたこと。
それがJobRainbowのビジョンです。
今こうやって、多くの人が信じられる夢になったことで、私の役目はひとつ終えられたのかな、と思っています。
過去最高の成長期！
私の強みは、「ビジョンを描き、０→１を信じる力」です。
その力があったからこそ、逆境の中でも７年間、賢人と共にこの事業を生かし続けられたと思います。
「これが実現したら、JobRainbowが最高の会社になって、あれがああなって、こんな世界がきちゃうってこと？すてきすぎる！」
「賢人(私の最強の弟)が考えることなら、間違いない！やっちゃお！」
こんな超楽観主義が、LGBTQ+を取り巻く現状に対していつもポジティブでいられるチームづくりにきっと貢献できていたと思っていますし、意外とJobRainbowがここまで踏ん張れた理由でもあったんじゃないかな、と。
そして、そうやって信じて一緒にやってきたチームメンバーのおかげで「企業とD&I」のマーケットを作り出すという大きな実りを得られ、頼りになる仲間たち、そして思いを託してくれるお客様がいる素晴らしい舞台が整いました。
創業当初は「LGBT」と言っても伝わらないことがほとんどだった状況から、みなさんご存知のようにD&I推進はいまや企業が当たり前に取り組むべき課題と認識される状況になりました。
わかりやすいところでは、主催するD&Iアワード。初年度で(グループ連名含めて)259社、そして2年目には547社に参加いただきました。今年もさらにパワーアップして開催します！
ここまでJobRainbowチームが成し遂げてきたこと心からを誇りに思います。
JobRainbow社は過去最高の成長期の真っ只中です。
求人プラットフォーム事業、そして研修コンサルティングを提供するDEIBラボ事業ともに、強烈な追い風を、想いで結ばれた強固なチームがなんとか乗りこなしています。
第8期に入り、前年比で1月は1.7倍成長、2月は2.9倍成長、3月は2.2倍成長、そして4月も記録的な契約高となったと、嬉しい報告をもらいました。
また、新しいプロダクト「D&I検定」も着々と開発が進んでおり、こちらもかなり楽しみです。
JobRainbow社のバリューを体現する心強い社員・メンバーが着々と育ち、「JobRainbowで働き、共にD&I推進に携わりたい」と志願してくれる人も後を断ちません。
このような状況下であれば、安心して会社を離れることができる、と考えたのも退任の理由の一つです。
メンバーのようす
頼れるメンバーたちは、とても寂しがってくれこそすれ、士気が下がることはなかったのが、チームづくりは間違っていなかったと思うことができ、とても嬉しかったです。
3月で卒業したインターンメンバーには
「ついていきたかったのに、私が卒業するタイミングでそんな面白いことをやるなんて、ずるい！」
と怒られ笑
「社会人を経験してパワーアップして戻ってきます。そのときは面白そうなほうに行くので、賢人さんとマリコさんで私を取り合ってください！」
と頼もしい言葉をもらいました。ライバルはJobRainbow！
また、私はメンバーとの週次1on1も行っており、組織の心理的安全づくりにかなりコミットしていました。
これからは「転ばぬ先のマリコ」がいない中で、どうやって転んで、そして立ち上がっていくのか。チームのみんなで考えて乗り越えてほしい、とエールを送りました。
むしろ私がいなくなることで、もっとチームのコミュニケーションが増えたり、密度も上がるのではないかなとか、私はきっとポジティブなことが起きると予想してましたが、すでにメンター制度の立ち上げやバリュー理解を深めるセッションなど、行ってくれているようです。
JobRainbowはほんとにいい組織です！
軸があって自律したメンバーが多く、違う考え方や意見を表明することができ耳を傾け合える、その成熟度が誇りです。
「JobRainbowで#好きな形で働く」という動画をメンバーが作ってくれたので、ぜひ観てください。
いいチームで、いい仕事をする。
これからもっとJobRainbowはいい組織になっていくと思うので気になる方がいれば、以下の募集もご覧ください！
今後のかかわり
JobRainbowの夢は、今後も私の夢であり続けます。
引き続き、社外アドバイザー/D&Iコンサルタント/研修講師として関わっていきます。
お仕事の場でも、さまざまなイベントでもお会いすることがあるかもしれませんが、その際はあたたかく迎えていただけますと幸いです。
JobRainbowの掲げるビジョン「差異を彩へ」の実現に向けては、ユーザーや企業の皆さまとのインパクトのある取り組みが必要不可欠です。
今後とも、社会課題解決と皆様の企業成長を両立する、唯一無二の鋭い視点のサービス提供を続けていきますので、JobRainbowをどうぞよろしくお願いします。
直接ご挨拶ができなかった方には申し訳ありませんが、改めて、皆さまには大変お世話になり、ありがとうございました！
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