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萌えツボの話

 二次創作とか同人界隈なんて見なくなってからずいぶん年月が経つが、急に思い立ったので書く。

 先日友人とカラオケに行き、『残酷な天使のテーゼ』を歌っているのを見て、別に自分も一人で行ったときに歌うから自分のレパートリーにも入っているのだが、いつも自分が選ぶDAMではなくて初めてJOYSOUNDで映像を見て、碇ゲンドウがDAM版より目立っているような気がした。
 私は正直、エヴァは全く知らない。全然知らないのだが、でも多分、見たら、碇ゲンドウを好きになる。と思う。もっと言うと、本当に全然知らないのだが、多分、碇ゲンドウ×赤木リツコを好きになると思う。…もうそこまで知ってたら知ってるのではという話だが。

 私には鉄板の萌えツボがある。それは、「悪役おじさんがクール美女を駒のように使っていて、"こいつはただの捨て駒だ"みたいな感じを周囲に対しては出しておきながら、その実その美女に異常に執着していて、それもうただの愛だろ」みたいなシチュエーションである。ピンポイントすぎる。ピンポイントすぎるのだが、これがあると必ずぶっ刺さる。(うわこいつ、この女(ひと)のこと好きなんだろうなあ〜〜〜!!!)と思うと、なんだろう。いても立ってもいられなくなる。その冷たい、カサカサでヒリヒリした関係性の中に、1mmだけ、本物の愛が通う瞬間があってほしい。…言ってることわかります?

 私がもうちょっと若いときにエヴァを知っていたら、碇ゲンドウとその周辺の女性キャラにハマっていたんだろうなと思う。というかこういうフェチって、なんていうんだろうね。誰かこれに名前を付けてほしい。


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