2014.11.19 輝きを取り戻せ。

小さいときはまずテクニックだよ。
日本人はボールを触る回数が少なすぎる。
ボールを触るっていうのをオレはよく箸に例えるんだけどさ。
箸を使うっていうのは子供のときにお母さんから教わって、最初は使えねえけど、教わってだんだん自由に使えてくる。
飯食っているときにそれをどのくらい使っているかだな。
朝昼晩に箸を使っている人と、昼はパン食ったりして1日1回しか使っていない人とでは差が出てくる。
サッカーも一緒なんだよ。
ボールを足で扱うスポーツだから、上手くなるために足で触る回数っていうのはすごく大事。
オレなんかよく言うのは人がボールを1万回触ったら、(静岡)学園は10万回触れって。
相手が10万回触ったら、学園は50万回、100万回触れと言っているよ。
相手より上手くなるためにはそれ以上にボールを触らなきゃならない。
オレは今、中学1年生を見ているけどさ、練習時間の90パーセント以上、ボールに触っているもん。
ヨソみたくワンタッチのパス練習なんかやらない。
普通3対3のボールポゼッションだったらワンタッチとかツータッチでやれというけど、オレは違う。
そこでのワンタッチパスはいらない。
同じ3対3でも、ドリブルしてDFを抜いてからパスを出せと。
そうすると自然とボールタッチが増えて、テクニックも身につく。
ワンタッチというのはボールを触る時間が1秒にもならないだろう。
オレの発想だと小さいときからそれをやっていたら上手くならない。
今の日本は小学生からパスサッカーだろ。
みんなパス、パス、パス。
ボールつなぐ練習しかやっていない。
確かにそれはそれで強くなるんだよ。
だけどワールドカップでゴール前に入って、とんでもないドリブルをしたり、イマジネーション溢れるというか見ている人の度肝を抜いたりするようなプレーは絶対に生まれてこない。
(井田勝通)

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なぜ試合に出れないんですか?
どうすれば出れますか?
何やればうまくなれますか?


時間と場所があるのなら、ボールに触ればいい。
やり方を問う前に、ボールに触ればいい。
本気で「うまくなりたい」と思うなら。


喋るのは…
休むのは…
群れるのは…


本気じゃないってこと。
おまえにとって、サッカーなんてその程度のものなんだよ。


追求の積み重ねが、未来を明るくする。
惰性(怠惰)の積み重ねが、後悔を大きくする。

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気づいた時には、もう遅い。


言葉よりも行動で。
やるのか。
やらないのか。
サッカーとどう向き合っている?
目は口ほどにものを言う。
おまえの目は、おまえ自身が曇らせているんだ。
手遅れになる前に、あの輝きを取り戻せ。




「手で箸を扱う」ようなテクニック・技術は簡単に習慣にならない。
「夢の覚悟」に導かれた、遊ぶ時間などとんでもない、想像できない自主練習の中で少しづつ少しづつ身に着くもの。
全速力の中でのトラップやテクニックの発揮ができない?
そりゃ簡単だ。
練習が全然足りないか、道の入り口でお前があきらめちゃっているだけだ。
まだまだ幼稚すぎるお前たち、もっと血反吐吐くほど苦労して、ここからの長い人生に通用する人になれ。
(静学Facebookより)




もし、「もうこの辺でいい」という気持ちが生まれたら、俺はその日限りでサッカーをやめる。
現役でいる限り、常に全力を尽くして戦う。
それ以外のことは考えないんだ。
(イブラヒモビッチ)

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熱病フットボーラー OMA

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