2012.08.14 秘密道具

サッカーは自由。
試合中、ボールを持ったら何をやったっていい。


アイデア(想像)は無限。
テクニック(創造)は有限。


有限の幅を、どれだけ広げられるか。
自分のポケットに、どれだけ多くの秘密道具を持っていられるか。

縛られた練習では、誰もが同じ道具しか持てない。
遊びの中で道具を増やす。
道具を持っていても、使いこなせなければ意味は無いが。

誰も知らない道具を隠し持っていて、いきなり試合で使ったら…

観客「ゔ~!!!!!!!」

プレーが芸術になる。
Futebol arte!


ボールで遊ぶことが名選手への第1歩。
残念ながら、大多数の日本人は、ボールで遊ぶことを知らない。
蹴り方ばかり教えられて、遊び方は教えてもらえないから。

「いつか遊びがモノをいう」
これは間違いない。

遊びの中で、自分だけの秘密道具を手に入れろ。




FIBRA FC 札幌
濱田さん blog

サッカーの上手い下手はトラップを見れば一目瞭然です。技術があれば、早いボールだろうが、回転がかかっていようが、ロングボールだろうが、ぴたりと決まります。
トラップはサッカーの基礎であることは間違いありませんが、基礎が基礎を超越する瞬間があります。
「サッカーは芸術だ」と井田勝通氏の名言がありますが、トラップが芸術になる瞬間があります。
まずはこれ(http://www.youtube.com/watch?v=5KiO5kdjvpM)を

個人的に興奮するプレーは、
インテルのレコバ、
ゴイアスのアレックス・ジアス(確か)中央ペナ付近でアウトトラップですくい上げて、GKシャペウ決めてゴール
バスコのエジムンド クラブ世界選手権マンチェスターU戦で決めたトラップでシャペウジーニョ。組織のマンUに対して、個人で決めちゃったエジムンドがたまらない。
ユーゴのストイコビッチ 82年W杯(確か)キックフェイントトラップ スペイン人のDFに注目して下さい。3m近くふっとんでしまった。爆発的な技術とアイデアがあればどんなDFもあまりに無力。
フェイエの小野伸二 あの状況で、クライフターントラップするとは、、、鳥肌が立った。
ジダン 今の日本人では絶対にゴールシーンは作れない場面をいかにも簡単にやってのけ、ゴールに結び付けた。ジダンは毎日長い時間をかけて基礎トレーニングをするらしい。
R・バッジョ 僕がサッカーを見てきて、何万というゴールを見てきているが、このゴールが一番やばい!!このトラップ伝説です。冗談抜きで涙が流れた。とてつもない技術とアイデアが必要とされる。

どうでしたか?
僕がブラジルでプレーした時、幸運にもグアラニと試合をしたことがあります。スタジアムは「brinco de ouro」「ブリンコ・ジ・オウロ」日本訳「金色のピアス」しかし芝の荒地。でこぼこ。こんなところでブラジルリーグの試合が行われているかよと思いながら、プレーした記憶がある。 しかし、グアラニの選手は本当に上手かった。トラップがうまい。っていうよりトラップという言葉すら無い。状況を見た良い方向にトラップするのは当たり前。浮いたボールをごろにするのは当たり前。でこぼこの芝で、目の前でボールが急にバウンドする時も見事。もうドリブルの一歩目という表現が正しい。
トラップなんかに気を使っていない。90分間ほぼノーミスでプレーしていた。
それとトラップからの流れが素晴らしい。トラップからの流れで相手に体を当てる。

トラップ「なんかに」と言えるぐらいに磨きあげたい。そして磨きに磨けば、超越しだす。本物の技術。




熱病フットボーラー OMA

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