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2011.10.09 こだわり。

札幌に、こんなチームがある。
とんでもない指導者とともに。



FIBRA FC blog

鬼練習をこなしてもこなしても結果が出ず、「あそこはやり過ぎ、弱すぎ」の評判が根付いたあの頃。
FIBRAの子供と親、少数の理解者だけはついてきてくれました。

今は当時とは比べ物にならないほど幸せな環境が整いました。

本来はあそこでチームは潰れたはずです。

95%の方々は「もう終わった」と思ってました。

事実、本当にたくさんの批判を受けました。
「試合すら出来ないチームなんて何処にある」「選手の気持ちになってみろ」これは良い方で一部からはひどい暴言も。
私自身も正直「もう厳しいな」と思うくらいひどかった。

しかし、
それでもFIBRAでやる!っていう子供がいた。
大人は悩んでいたけど、子供は迷っていなかった。FIBRAでやりますと言ってくれた。
熱い思いになったのはそこです。
絶対に潰してはいけないものなんだ、このチームが奴等にとっては最高なんだと知りました。

そして卒業生の帰ってくる場所は絶対に無くせないという思いでチームにもならないチームで活動しました。
去年第一回OB戦は皆来てくれました。

去年のOB戦は汗と涙の結晶です。

皆さんのおかげです。私自身折れかけた心を皆さんの思いが救ってくれた。そう思っています。

今の選手達に声かける一言一言。

「試合に対する気持ちが中途半端だ!」などの言葉は試合がしたくても出来ないで頑張っていた奴等もいるんだぞ。それは君達の先輩だ。という経験と卒業生の思いから出る言葉です。

昔と変わらず、卒業生の好きだったサッカーを今でもしています。
ある卒業生は中1の頃試合を見に来た親に「何でシュート打たないの!」って怒られたそうです。けどその卒業生は「もっと綺麗に決めたいから」と反論し、「それがFIBRAのサッカーだから」と納得させていたみたいです。

皆、こだわってた。

みんな、FIBRAが好きだった。

そんなサッカーを今でも目指し、卒業生が見に来ても「変わらずやってるな!」と言ってもらえるよう、これからも今の現役を育てて行こうと思います。

今年度も17名入り、来年度も今のところは今年度以上のペースで入団が決まってきています。

私の理想である「スタイルが好きで人が集まるチーム」「そのチームの指導者に教わりたくて集まるチーム」が徐々に作り上がってきました。結果だけ見たら後期カブス全敗ですから。
それでも入ってきてくれる。
そんな子達は絶対に大事にしなければなりません。

そしてこれからも絶対に伝えていきます。

FIBRAの歴史を。
汗と涙と思いを。
卒業生全員のことを、胸はって話していきます。




静学出身の濱田将史さん。

理想のサッカーに対して、尋常じゃないこだわりを持っている。

サッカーへの愛情、育成にかける情熱、指導に対する信念…
いつも刺激を受けている。

この夏、縁あって会うことができた。

今度は一緒に蹴りたい。
FIBRAの子どもたちにも会ってみたい。
札幌に行きたい!!


明八中学、少しずつ成長し、人間性も変わり、間違いなく進化している。

「勝てないのはOMAのせい。理想を押し付けるな」
「個より組織の練習をしろ」
「テクニックじゃなくサッカーを教えろ」

今は言われなくなった。

「このやり方で勝って、まわりを黙らせましょう」

俺と同じように理想を追求しようとする選手が増えてくれた。


だけど上には上がいる。

それでも、負けてらんないな。

もっともっと強いこだわりを…

熱病フットボーラー OMA

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