④父は「終の棲家」を見つけた
詳しくは、前回の記事👇をご覧ください😊
𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥
9月6日
突然、「住宅型有料老人ホーム」から電話があった。
一昨日、見学に行ったホームの担当者からだった。
「一部屋、空きました。『体験入居』にいらっしゃいませんか?」
「えっ、本当ですか? ぜひお願いします!!!」
信じられない!
うれしすぎる!
さっそく体験入居の予約を入れた。
父に電話すると
「おー、そうか! うれしいなぁー!」
父も私に負けないくらいテンションが高かった。
𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥
父も私も、このホームを気に入った。
見学に付き合ってくれた夫も、気に入った。
まず父は、景色に魅了された。
自然豊かな所で、ホームのレストランから見える景色は最高だった。
夜は、きれいな星空が見られるそうだ。
両親が気にしていた食事は、「食べる楽しみを提供したい」と、専属の料理人を雇い、ホームの中で三食作っている。
期待できそうだ。
サロン活動(麻雀、園芸、カラオケ、スポーツ吹き矢など30種類)は、毎日午前と午後の2回。
スタッフが付き添う散歩は、朝と夕方の2回。
入居中のお年寄りたちは「毎日忙しい」と、楽しそうにしていた。
父は趣味が高じて「彫型画(切り絵)」の講師をしていたことがある。
ホームの担当者は「ぜひ講師になってください」と言った。
まあ、営業トークだろう。
父の最近の趣味は魚釣り。
「毎日釣りができるなんて!」と大喜びだ。
父はこれが一番嬉しかったのかもしれない。
ホームの中には「ゲストルーム」もあるので、家族や友人も宿泊できて、
食事も一緒に楽しめるという。
ホームには看護師、介護士が常駐している。
近所の提携病院にかかりたいときは、24時間連れってくれる。
最期の看取りまでしてくれる。
門限などはない。
介護付きの高齢者向けマンション、といったところだ。
𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥
しかし……
残念なことに、空いている部屋は、二人部屋とはいえ「1K」だけだった。
長年、二階建ての戸建てに住んできた父にとって論外だった。
マンション暮らしが長い私は、「老人ホームにしては広い」と思ったが。
見学の最後に担当者が言った。
「503号室もご覧になりますか?
2LDK(トイレ、浴室付き)で、部屋からの眺めも最高です。
すでに商談中の部屋なので、入居していただくのは難しいですが……」
父は「入居できないなら見なくていい」と、廊下で待っていた。
部屋はとてもきれいだった。
部屋の主が代わる度に、壁紙を張り替えるのだという。
だから壁に絵を飾りたかったら、穴を開けてもいいそうだ。
部屋のエアコンは、その都度、新しいのに交換してくれる。
午前11時すぎの部屋には、太陽が燦燦と降り注いでいた。
大きなシンクがついた台所、冷蔵庫や洗濯機を置く場所もある。
レストランを利用せず、部屋で自炊しようと思えば十分できる。
しかし母は、もう料理をする気力はないだろうが。
この部屋に入居できそうなのだ!
この部屋を商談中だったお年寄りは、入居に踏切れず断ったようだ。
断った理由が、このホームに関することか、個人的なことかはよくわからない。
気にはなるが、聞いても教えてくれないだろうし、またいいか。
𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥
ここまでとんとん拍子にきた。
こういうのが「神様に導かれている」というのではないだろうか。
私たちの東京からの移住も、こんな風に順調に進んだ。
順調なのは「進め!」という合図だと思う。
この風に乗ろう!
𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥
今後の計画
①9月26日~27日、両親が体験入居する(一泊二日)
②母が気に入ったら、すぐに契約する
③父は、11月上旬から入居したいそうだ
④10月中にホームへ持って行く物を選び、引っ越し作業をする
⑤実家の売却は、夫に手伝ってもらう(今年中に終わらせたい)
⑥実家の不用品は、引き取り業者を頼んで、これも私たち夫婦がする
𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥𓈒𖡼𓂂𓇥
今後の課題
9月19日、上腕骨を骨折して入院していた母が退院する
母には秘密にして、父と私はすでに動き出した
①不動産会社に実家の査定を依頼
②断捨離を始めた
今後も母に気づかれないように「実家じまい」を進める
母が「自分の知らないうちに勝手に進めた」とすねないように
「老人ホームになんか入らない」と言い出さないように
とにかく気をつける
母が退院してきたら、毎日ホームの動画を見せて
よい印象を植え付ける
まるで洗脳か😁
母は、認知症の初期の初期
そのせいか、日によって「わがまま娘」です😉
最後まで読んでくださってありがとうございました🙏🏼
また進展があったら投稿します
最後まで読んでくださり、ありがとうございました m(__)m あなたの大切な時間を私の記事を読むために使ってくださったこと、本当に嬉しく有難く思っています。 また読んでいただけるように書き続けたいと思います。