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23時のわすれもの #38


1日の終わりの時間、布団の中でごろごろしたり、帰宅中の電車だったり、友人と飲み交わしていたり。

そんな各々が好きに過ごす時間、わたしの、そのときどきの気分でおすすめの日用品や食べ物などをご紹介しようと思います。


温もりを感じる、普段使いしやすいうつわ


鎌倉に、ろくろを使わず己の手のみで作陶する方がいます。
青木浩二さん。

元々サラリーマンだった青木さんは、友人に連れていかれた陶芸教室で、陶芸にハマります。それも、ろくろではなく手びねりに。

自分の手の加減でいかようにも作れる手びねりの世界に魅了され、当時勤めていた会社を辞めようと思っていたタイミングも重なり、独学で陶芸の道へ進みます。脱サラして、独学で陶芸をするって決意、むちゃくちゃかっこよくないですか…?


青木さんの作ったうつわ。魚が映えます。


現在鎌倉の自宅兼工房で作陶されているため、暮らしと仕事に境界がありません。息子さんの送り迎えも、洗濯も、ご飯も、青木さんの担当。暮らす中で「こんな器があってらいいのに」というのが、青木さんの製作にも反映しています。


台所にあるものが、作る上でヒントになることも。何だか工作みたいで楽しそう。


今ではさまざまな飲食店やホテルでも取り扱われています。
実はわたしも、鎌倉にあるホテルaiaoiで青木さんの存在を知りました。ウェルカムドリンクを入れている小さなカップが、青木さんのものだったのです。


今週末には、銀座で個展が開かれます。青木さんも在廊されているので、ぜひ遊びにいってみてください☺︎

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