2022年11月 【変容に向けた準備】
こんにちは、Mariです。早いもので11月ももう終わろうとしていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は、11月は3ヶ月勤めたホテルのフロント業務を無事に満了し、契約の更新はせずに北海道にやってきました。そんな11月を写真とともに振り返っていきたいと思います。
1.一区切りついて
怒涛の11月上旬を務め切り、3ヶ月お世話になったホテルを円満に去ることができた。若い社員の子たちが多く、3ヶ月が終わる頃には居場所のいい職場となっていた。でも、ここで残ることには気持ちが上がらなかったので、予定通り北海道のスキーリゾートへ引越しすることにした。
ちょうど仕事が始まるまでの間に1週間ほど空いたので、東京で用事を済ませたり、行きたかった所へ行ってから北海道に飛ぶことにした。
↑引越し前日には11月なのに16℃という秋晴れに。行ってみたかった観光スポットに行ってきた。
3ヶ月前にはスーツケース1つで来たが、その後倉庫に預けていた荷物を取り寄せていたので、パッキングをするのが大変だった。結局ダンボール6つ、スーツケース3つを宅急便で送った。(その内いくつかは親にお願いして預かってもらうことに)送料だけで全部で2万円近くかかった。
1週間後、無事に関空から北海道へ。なぜ羽田や成田じゃないかって?それは旅行をしていたから。
2.自分の原点へ
紅葉の紅から一転して、東京に戻るといちょうの黄色が出迎えてくれた。ここは私が6才くらいまで住んでいた場所。引越してからは何年も来ることがなく、来ても変わりすぎてて懐かしさはあまり感じなかった。それでも、ここへ来ようと思ったのには理由がある。
昔はよく家族で来ていたお墓参り。生まれた場所からは少し距離があるが、自分のルーツをもう一度辿ってみようと思ったのだ。その結果何か収穫があったわけではない。それでも、こうして日本にいるからこそ足を運べる場所には行けるうちに行こう、と思ったのだ。
一人で来るのは初めてだし、ここに来れたのは8年ぶり、いやそれ以上かもしれない。お墓の場所は分かっても、敷地内のどこに墓石があるのかも覚えていなかった。管理人さんに場所を聞き、初めて自分でお線香と写真の草(名前を忘れた)を購入したのだった。
日中足を使い用事を済ませ、夜は3ヶ月のがんばりを労いにきた。
ずっと来たいと思っていた、スパ・ラクーア。
高校はこの辺りだったので来ようと思えばいつでも来れたのだけど(汗)
岩盤浴をして体が温まった。
東京ではこの他にもペーパーワークを済ませたり、ずっと頭の片隅に引っかかっていた『To Do List』にチェックを入れることができた。
3.先祖にあいさつ、そして
東京で2泊した後は、ずっと来てみたかったあの場所へ。
今年の2月に出雲大社には行ったが、伊勢神宮は初めて。
1泊2日のタイトなスケジュールではあったが、外宮と内宮の両方を参拝することができた。
天気もよかったからか、平日にも関わらずたくさんの人で賑わっていた。
お昼は全国割のクーポンで蕎麦をいただいた。
おみやげを少し見たら、内宮の参拝。
歩いているだけでとても清々しい気持ちになれた。
時間帯もあってか内宮参拝時には人の多さが目立っていたけど、それでもさすがは伊勢神宮。なんとも言えない空気。緑が多く、散歩するだけでも気持ちがいいだろう。
たぶん生まれて初めて東横INNに泊まったのだけど、朝食は無料だし感動した。旅行支援を使って1泊5000円ちょっとで泊まることもできてありがたい。
参拝はチェックアウトしてからしたのだが、その夜ある出来事が。
次の目的地へ向かう特急電車が、人身事故で来なくなってしまった。日が暮れた後の寒空の下、駅のホームのベンチで3時間過ごした。
目的地のホテルにチェックインをした頃には、夜9時を回っていた。
4.日本で一番来ている場所
10代だったか20代前半だったか忘れたが、一人旅デビューしたのはここ京都だ。海外に出ている間は来れていなかったが、春の桜も秋の紅葉も見に来たことがある。そんな京都に2泊3日の弾丸で来ることとなった。
これまでの訪問で行きたい観光地は色々行ってきたので、今回はのんびり「禅」を感じる旅をしようと思った。
まず、朝はこちらに。
泊まっていたホテルのある四条烏丸から歩いて20分、朝の8時半から10時までやっている座禅体験をしに来た。
座禅や瞑想は京都やイギリス、今年は高野山や沖縄でも宿坊や寺院でやった。この3ヶ月目まぐるしく過ぎていき、今一度自己を見つめ直したくてやってきた。ただ、「体験」というだけあり、解説の時間が長く、いつものように、30分だったり1時間だったり、静かに目を閉じる時間はなかった。5分と10分(か15分)の座禅を2本し、それ以外の時間は説明だったので、全くの初心者向けかもしれない。私には少し物足りなかった。料金は2000円。
その後、午後にどこへ行こうかと思ったが、とりあえずお腹を満たしに。
私は旅行の時は動いてばかりで、食事はスーパーのお弁当などで簡単に済ませてしまうことが多い。(これを書いていて以前京都で250円の弁当屋さんがあり、5日か6日連続で食べていたのを思い出した)だが今回は、旅行支援で地域クーポンをいただけたのもあり、普段は食べない豪華なランチをいただくことにした。
お腹が満たされたところで、いざ出発。嵐山に行くか鞍馬山に行くか迷った。どちらも行ったことがあるが、明らかに混んでいる嵐山は外し、2度目の貴船・鞍馬エリアへ。
10年くらい前に来た時にもこの辺りで写真を撮った。
あの頃は伏見稲荷も貴船神社も今ほど有名じゃなく、比較的ゆっくり回ることができた。(嵐山も今ほど外国人はいなかった)
写真を撮りながら、1時間くらい歩いたかな
誰もいないように見えるが、この左右にたくさんの人が順番待ちをしている(笑)
私も東京の神社でお正月に巫女さんのバイトをしたことがある。
有名なおみくじ。前回も引いた気がする。
旅行ー行かぬが吉(確かに寒い中3時間待ったわ)
西凶ー東京から見て伊勢/京都は西ですw
転居ーよろしからず(もう北海道来ちゃいました)
「吉」が今の私には一番しっくり来る。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。
私は火のエレメントが強いので、水の神様の貴船神社との相性は△。悪くはないけど、良くもないかな。なんとなく、足を運ぶと相性のいい・悪いみたいなことが感覚で分かる。
行きは満員のバスで来たけど、帰りは電車で帰ることに。
貴船口駅までが思ったより遠い。30分くらい歩いた。
(でも歩くの好きだし、紅葉がキレイなので気にならなかった)
昔は7分歩くのも嫌で自転車使ってたのに。人は変わるものだ。
(海外行って歩くようになったのは間違いない)
駅のライトアップが既に美しかった。
少しの区間車内が暗くなり、窓の外のライトアップを楽しむことができた。
5.念願の〇〇に宿泊
今回の旅行で一番気を配ったのが宿。
普段はホステルやゲストハウスに泊まることが多いが、今回は旅行支援もあって1泊5000円くらいのホテルに泊まることが多かった。
あまりお金のない貧乏旅をしていたあの頃、いつかやってみたいと思っていたことがあった。それは、「町屋にステイすること」。東京ステイ中も、数時間スマホとにらめっこして値段とクオリティがマッチする場所を必死に探した。
そして宿泊2日前、名古屋行きの新幹線でいい感じの町屋を見つけたのだった。
京都の細い石畳の道が大好き。10年前くらいに初めて祇園に一人旅した時は、たくさんこんな道を見つけて興奮していた(笑)
丸々一棟お借りして、1泊1万円ちょっとだった!!(旅行支援のおかげ)
ホテルで働いていた時は旅行支援を恨んだが、客として使う分にはありがたいサービスである。
時間が許せば2泊か3泊したかった。
チェックアウトして京都駅に荷物を預けたら、祇園へ。
(空いてるコインロッカー見つけるのに20分はかかったよ!そして駅で迷う、迷う)
昔乗ったことのあるスカイバス。(私が乗ったのは黄色だった)今回も天気がよくて乗りたかったけど、時間がないので泣く泣く諦めた。
お昼は五条近くで♪牛すき焼き定食、地域クーポンのおかげで実質ワンコイン(!)で美味しくいただいた。ありがとうございます。
前に仕事で祇園祭を見に来る機会があったけど、この辺だったっけ?
いつもここへ来る道を巻きで通ってる気がするw
でも御朱印があったから、中に行ったことあるみたい。(覚えていない)
前来た時は祇園のゲストハウスかどっかに泊まっていて朝散策したのか、背景に誰もいない写真が撮れた記憶がある(笑)
この前に40分占いに行ってしまったのと、関空行きのバスに乗らなきゃいけないのとで、祇園を超高速参勤交代バリに巻き巻きで通り過ぎた(泣)
ここから京都駅までのバスがまた長蛇の列で、来ても満員で見送ること20分。歩いて京都駅まで行くことに。ググってみたら30分くらいだと。
キレイな夕陽を見ながら歩いて、素敵な散歩となった。
6.新しい空
私は2階の国内線ターミナルから出発でしたが、お店を探していてたまたま来たのだ。この列は韓国に戻る便を待つ主に韓国からお越しの観光客の列。(八坂神社付近にもKoreanの女の子がたくさんいた。)
有効期限の近いバウチャーがあるJetStarで新千歳へ。
預け荷物30kgまでを入れて、関空から1万5千円くらいだった。
2時間ほどで新千歳空港に到着。快適なフライトだった。
現在、新しい仕事を始めて1週間ほど経った。
今年は例年より降雪が少なく、スキー場のオープンも予定より押してしまう可能性があるよう。
今回は食費も寮費も発生するし、前回のようにトイレもシャワーも部屋にあるワンルームタイプではないが、それなりに快適。
夏に北海道で一緒だった友達もたまたま同じ職場になるとのことなので、今からこの冬が楽しみ。
7.おわりに
なんだか思いがけず旅行の記事になってしまったわけだけど、旅行をしていない残りの23日間は仕事をしたり、引越し準備をしていたわけで。
自分と深い所でつながり、どこへ向かいたいかを問うために今回の一人旅をしようと思ったわけだけど、やっぱり旅行をするとじっとしている時間はごくわずかに限られる。中々自分の内側を静かに見つめ直す時間は足りないな、と思った。
京都で当たらない占い師にお金を払ってガッカリして思ったのは、結局答えは自分で見つけていくしかない、ということ。と同時に、行きたい方向が定まらないと矢を放てない、ということも。
いつもは旅行するとワクワクするんだけど、多分この時期の私はどちらかというと静かに座って内観する時間の方が必要だったんだと思う。だから、あちこち行ってもいつもみたいにときめかなかったのかもしれない。
それでも、たぶん水面下では色々なことが動いているのだろう。
紅葉が日に日に色を変えていくように。
10月の終わりから12月の20日までは木星魚座期のラストスパート。
自分のことを深く理解しようとしたり、「平和」や「人類愛」にフォーカスが当たるから、いつもと思考のベクトルが違うかもしれない。
日常の中で渇きそうな心を潤わすために、五感を刺激したり、感動することが必要なんだと思う。そして日々生きていくための張り合いとなるような使命感だったり、やりがいも欲しているんだと思う。
忙しくして、誰のための人生なのかを忘れちゃいけない。
自分のための人生なのだ。
3月から始めたリゾートバイトもこの現場で3ヶ所目。
仲には年単位でずっと転々としている人もいるけど、私はそのつもりはない。たぶんこれが最後の現場になる。
この次のことは特に決めていないけど、都会に染まらず、人との出会いがあるこの仕事は、帰国してどっちつかずの私にこれからを考える猶予を与えてくれている。
来月12月には幾度めかの誕生日がやってくる。
だから私にとって11月末は生まれ変わる前の時間で、年末年始みたいなものかもしれない。1年の振り返りをして、次の12ヶ月に思いを馳せる。
自転車に乗る時、気づいたら後ろを支えてくれていた手が離れていて「あ、乗れてた!」って後から気づいた。そんな経験と同様、何か新しい目標が見つかるのも、「気づいたらそれに夢中になっていた」みたいなことかもしれない。逆説的だけど、「探すから見つからない」のかもしれない。
だから、焦らず急がず、今目の前のできることをやりながら、楽しんで生きたいと思う。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
2022年11月28日
北海道より
Mari
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