マガジンのカバー画像

小説

6
書いた小説です
運営しているクリエイター

#記憶

踊り子

嘉納の体温は彼の言葉と同じ温かさを持っている。肌が触れていなくても、隣に横たわるだけで暖…

鞠乃
9か月前
1

光②

 冬の最中に彼の運転で行った江ノ島を思い出す。嘉納が「紗夜を車に乗せたい」と言ったので、…

鞠乃
1年前
4

暗闇にカーテンが揺れている。  手を伸ばしてそれを掴む。ざらりとした布の感触が慣れ親しん…

鞠乃
1年前
6