銘柄レポート【7476 アズワン】

銘柄    アズワン
銘柄コード 7476
業種    卸売業

・社名ロゴがモロ昭和である……。

【市場・設立・本社所在地・時価総額】ーーーーーーーーーーーーーー
☆☆★★★ 市場  東証1部 1部大型
★★★★★ 設立  1962.6
★★★★★ 上場  1995.11
☆☆☆☆★ 本社  大阪市西区江戸堀2-1-27
      本社入居ビル名 立派な自社ビル(2002〜)
★★★★★ 時価総額  1,754億円
★★★★★ 時価総額順位 10/118社 設備機器・部品
      発行済株式数 20,688株
      従業員数   連587名 単443名 37.5歳
      平均年収   633万円
                     
【財務・指標等・配当】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      総資産    77,684百万円
      自己資本   56,004百万円
☆☆☆☆☆ 自己資本比率 72.1% 財務健全
      資本金    5,075百万円
      利益剰余金  47,058百万円 
      有利子負債  1,325百万円
      現金等    6,816百万円 実質無借金経営
      配当     68→70→71→83→84円
             83〜85円 20.9予定
             84〜86円 21.3予定
      増配傾向か  ほぼ現状維持か増配か
      予想配当利回り 1.97%

      ROE 10.0%
      ROA 6.7%
      調整1株益 281.7円

【特色・概要・テーマ】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
特色    ・理化学機器/用品卸で首位
      ・看護/介護用品
      ・独自カタログに特色
      ・「AXEL」でWeb販売
テーマ   ・クリーンルーム
      ・介護関連
      ・バイオテクノロジー関連
      ・カタログ通信販売

【業績見通し】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・「小幅増益」
 ・「順調増」…・集中購買受託
 ・「伸び鈍化」…・消費増税+設備投資減速
・「苦戦」…・東南アジア向け輸出
・「営業益前号比減額」
・「ネット通販+eコマース堅調」
・「新型肺炎で鈍い」…・中国事業
・「営業益小幅増益」…・償却費負担増
     
【今後の展開】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・「2 倍」…・千葉物流センター
       ・実験機器等レンタル事業強化
       ・短期利用等のニーズ開拓

【大株主ランキング・社長属性】ーーーーーーーーーーーーーーーーー
1位(有)井内盛英堂   12.5% ・社長 ・凄い資産管理会社名だ…
2位 自社(自己株口)  9.7%
5位 りそな銀行     4.4%
8位 井内英夫      2.8% ・前社長
10位 井内郁江      2.3% ・前社長嫁か現社長嫁か

・井内盛英堂…・アズワンの旧社名「井内盛栄堂商舗」から
       ・創業者井内盛一氏+2代目社長井内英夫氏からも

社長    井内卓嗣 1968年生 52歳 関西大学/日鉄住金物産
常務取締役 小野元孝 1964年生 56歳 関西大学/りそな銀行
常務取締役 山田一人 1962年生 58歳 同志社大学/東レ
取締役   星野康之 1961年生 59歳 北里大学/林原/
取締役   藤中謙一 1956年生 64歳 尼崎高/生え抜き
取締役   木村光成 1962年生 58歳 りそな銀行/J&S保険
社外取締役 鈴木譲治 1951年生 69歳 慶應大学/双日現任
社外取締役 小滝一彦 1965年生 55歳 経済産業省/日本大学教授

【会社について】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
会社の強み ・離職率がとても低い
      ・ビジネスモデルとして業界に先駆け  
       ・現時点では安定感はある方
      ・新規分野に向けたカタログ発刊を実施
      ・実質無借金経営/前社長の経営手腕と先見の明
       ・理化学機器卸業者歴85年
        ・日本初のカタログ販売導入企業
      ・物流力/クイックデリバリー
       ・注文後スピード配送(2〜3日)
       ・巨大新拠点を積極的新設
       ・AI等ロボットによる作業で効率化
会社の弱み ・参入市場は成熟   
       ・市場規模が小さい
       ・成長期が終わり安定期に入っている
       ・国内競合他社から追われる立場
      ・中国市場進出に躍起だが儲かってるかは謎

・アズワンの歴史
 ・創業者 井内盛一氏
  ・第二次世界大戦による停滞期、科学機器総合商社を夢見る
  ・1933年当時から研究用カタログ第1号発刊

 ・2代目社長 井内英夫氏
  ・1970年代にはパソコンから全社業務対応情報システムへ
   ・コンピュータ活用の先駆的実践
  ・半導体市場への成功
      
【決算情報】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
決算後の修正があるか      変化なし
売上/経常利益 見通し     増収/増益
前期比経常利益率        +17.7%
経常利益            +65.5%3Q
増収率             +7.2%増収
経常増益率 会社予想      +17.7%増益
経常増益率 コンセンサス    +11.7%
対通期予想進捗率        +65.5%3Q

【株価トレンド】
・目先5日線……+1.36%⤴️
・短期25日線……+10.68%⤴️
・中期75日線……+2.52%⤴️
・長期200日線……+3.07%⤴️

【評価】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
                       備考
業種職種の希少性       ☆☆★★★
何やってる会社か分かるか   ☆☆☆☆☆
未来への積極性        ☆☆★★★ 中国進出イマイチ
同業他社より抜きん出てるか  ☆☆☆☆☆ この道一筋85年
競合企業の追随がないか    ☆☆★★★
高い市場シェア        ☆☆☆☆★
市場の優位性/将来性/規模    ☆★★★★
市場の規模          ☆★★★★
需要がなくならない      ☆☆☆☆☆
社長が株主目線を持つ     ☆☆☆☆★ ジワジワ増配中か
社長の経営判断が素早い    ☆★★★★
特定顧客に依存し過ぎない   ☆☆☆★★
顧客に対する価格交渉力がある ☆☆☆★★
顧客ニーズを察知するのが上手 ☆☆☆★★
経営陣と社員のモチベが高い  ☆☆☆☆★
幹部役員集団が老人クラブか  いいえ
身近なサービス 購入しやすい ーーーーーー
参入壁は高いか        ☆☆☆★★
先行者利益があるか      ☆☆☆☆☆ 85年の年季よ
当該市場への伸び代があるか  ☆☆★★★
社長のビジョンは明確明瞭か  ☆☆★★★
社長がエンジニア系の人間か  はい
会社の借金少なく倒産しにくいか☆☆☆☆☆実質無借金経営
本社所在地は家賃が安いか   ☆☆☆☆☆
社長のメディア出没度     ☆☆★★★
「自分を持っている」社長か  ☆★★★★ 微妙な3代目
社長の自社愛情度数      ☆☆☆★★
会社のファンになれるか    ☆★★★★

・どの位迄株価上がるか・現在9,510円
           ・2/20現在株価 9,070円
           ・直近最低株価 6,710円(3/13)
           ・理論株価   5,234円
           ・目標上限株価 8,217円
           ・割安割高   割高
           ・下限余地   -76.4%
           ・上昇余地   -45.0%
           ・上昇上限   -13.6%
           ・割安性    ☆★★★★
           ・安全性    ☆☆☆☆☆
           ・収益性    ☆☆☆☆★
           ・将来性    ☆☆☆☆☆
           ・企業規模   ☆☆☆☆★
            ・ココらが限界かと
            ・この水準以上上がる要素なし
            
・保有継続等     ・現在保有0
            ・RER 28.4倍
            ・PBR 3.17倍
            ・信用倍率  0.49倍
             ・現株価9,500円強
             ・PBR28.4倍で割高…終わってないか?
             ・100株買えば約100万円也
             ・買う理由全く見つからず資金あってもね
       
【銘柄所見・まとめ】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・(+)
 ・創業85年業界トップ突っ走る
 ・無借金経営
 ・初代2代目社長の偉大なる遺産ガッポリ残る
 ・物流力の迅速さは随一
 ・莫大豊富潤沢な資金を駆使して巨大施設増設中
 ・ロボット等非人間使いまくって作業効率化中
・(−)
 ・上場時2000年付近がMAXでした
 ・株価自体はジワジワ上げているがこれ以上は厳しいかと
 ・現3代目社長、頑張っているとは思う、無能ではなさそう
 ・チッサイ市場規模で既に成熟飽和状態
 ・潰れることははい、ただ株主目線からしたら買うべき銘柄ではない

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