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つぶやき

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大つぶ、小つぶ、いろんなつぶやき
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復活

この人生で何を成し遂げたか よりも、ずっと大切にしたいのは ずっと自分を大好きでいられること どんなにくじかれても どんなに自分をさげすんでしまっても 最後にはあたたかい言葉をかけてあげる それだけで人生は最強だ、と 3つ離れた妹が教えてくれました あなたが妹になってくれて お姉ちゃんは救われました 遠くの地平線をぼんやり眺めるような ふいに穏やかな時間が流れて 胸に浮かんだ「復活」という言葉が ハイボールの炭酸みたいに溶けていった

永遠のような一日

やっと深く息を吸えるようになった。 最近ため息ばかりで嫌になるな、とひとりごちると 「山ではいっぱい吐けって言ってるよ。そうしたらいっぱい吸えるから」 と、その場に一緒にいた義父が言いました。 ご存じの方には説明などいらないでしょうが 義父は十勝岳とスキーをこよなく愛する生粋の山男です。 そんな義父から言われたその言葉はかなり心に響き ため息がマイナスなものだと思っていた自分を すこし恥ずかしく思った。 いっぱい吐いたらその分吸える。 躊躇しないで、吐いて吐いて、吐き

自分にとって大切な自由

ポッキーを食べながら そろそろ今日が終わる ことばを書くことは わたしにとっての 大切な自由 と思いながらもう一袋 ポッキーを開けようか悩む お昼に食べたサンドウィッチは 食べながら口からよだれがあふれちゃうほど おいしかった あんな体験は久しぶり 朝の味噌汁に入れた新発田(しばた)麩も ちゅるんとジューシーで おどろきを隠せないほど おいしかった また買っておこう 結局惰性でもう一袋 ポッキーを開けてしまった 今日は本屋にも行った ホームセンターとドラッグストア

パンと公園とオレンジジュース

久しぶりにパン屋さんでパンを買った。 「最近パン食べてないね」 「パンロスだね」 と、前の晩に夫と話しながら寝落ちたところへ、翌日友だち夫婦がはるばる遊びに来てくれた。車で10分ほどのところにあるハード系のパン屋さんにお連れし、目につくパンを(控えめに)かたっぱしから購入した。 ある食べ物を食べるとつい思い出される記憶が、人には1つか2つあるんじゃないかと思う。かくいうわたしはパンを食べていると、昔どこかで聞いた落語家の話を思い出す。 たしかこんな内容だった。 パン

やりたいと思っていることを一つずつ

この冬は「自分らしさ」と思っているものと 積極的に離れてみています。 優しくできない時でも人に気を遣い 場の空気を読んで笑ったりする そういう昔の習慣に 疲れてしまったと言えばその通りだ。 がんばろう、と思わなくていい なんなら無表情でもいい、と 開き直ったおかげで最近はかなり生きやすくなりました。 やりたいと思っているのにやっていなかったことを 冬の後半はぽつぽつと行動に移している。 雪山で遊んでそこでお昼ご飯を食べる という企画に息子をお誘いし 大きくはないけれど

ふとした瞬間

日が伸びてきた いい夕日だなと思って カメラを構えた 今日の夜は何を食べよう 魚が続いたから お肉でも焼こうかな 足元が冷えるなと思ったら 薪ストーブの火が消えそうだった 部屋の中にはまだ 西日のにおいが残る ふと何時かなと時計を見る ああやっぱり 日が伸びてきた

氷点下の朝

ストーブでお湯が沸いている コーヒーでも淹れようかな べつに なにか飲もうと思って沸かしていたんじゃないけれど 時計の針が進むたびに 焦る日もあれば 安堵する日もある わたしが手に入れたものは だれかの成功のおこぼれかもしれない 気持ちが弱っている時は セーターよりもカーディガンで包まれたい そばかすをひとつふたつ作るほど 雪の日の灰色な空もそれなりにまぶしい お茶を淹れようと思ったら お湯を沸かす 冬は お湯が先に沸いている 氷点下の朝 お湯に誘われて コー