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往生写集/SHISEIDO GALLERY

アラーキーの往生写集、3部作の最終部を見に行きました。

今回の会場は東京は銀座です。

なんと今回は初日!

でも生憎の大雨!安定の雨女っぷりを発揮してきました(笑)

この展示のために撮り下ろされた写真ばかりの展示でした。

階段を下りてすぐに見えるのは、東ノ空と銀座のシリーズ。

東ノ空が壁の上方に、銀座が下方に展示してあって、
空間の再現がされているように感じました。

実はここに来る前に、方向音痴がゆえに迷子になって、
たまたま見つけたリコーの銀座ギャラリーで別の展示を見てきたのですが、
そこでも銀座のスナップばかり集めて展示をしていて、
銀座にゆかりのある人たちは
ほんとうに銀座を愛しているのだなあと思いました。

この日の銀座は大雨の平日なのに人がたくさん居て、
みんなお洒落で、ああ、都会だなあと感じました。
わたしも、この都会的な都会を、
どうしても憧れの視線で見つめてしまうんです。

今回の展示でひときわ目をひいたのは、
やはり大きさから言ってもこの作品かな、と。

これはぜひ実際に自分の目で見て欲しいと思う作品です。

大きく引き伸ばしたときに、魅力的になる写真って、
世の中にそんなにたくさんない気がする。

朽ちていく花を魅力的に撮れる人も、そんなに多くないはず。

PARADISEのシリーズ。実物はカラーです。

アラーキーは女の人のように花を撮るんだなあ、とこのシリーズを見るたびに思います。

女は、多面的なんです。
美しかったり、恐ろしかったり、哀しげだったり、淫靡だったり。
そういう多面性。

わたしも、もっとたくさん撮って、
もっと自分の撮りたいものに出会いたいって思いました。




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