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065-online

【2011年 夏 某日】
 今日は松乃さんと”まれ屋"で待ち合わせしてお出かけ。
 いつか一緒に行こうねと言われ続けた"おしゃま☆"さんのお店、青海の“papillon de nuit”にいよいよおじゃまする。
 ただ土壇場で臨時休業になってしまったということで、自由に店内の見学をさせてくれるということになった。
 おしゃまさんも律儀な方で、お詫びにとわざわざ案内役のキャストを1人付けてくれたらしい。
「はじめましてー RYOでーすw」
 ヒエッ!
 真夜中にはまだぜんぜん早かったけど、まれ屋に”真夜中の太陽”が昇った。
 これが松乃さんの魅力。不思議なところ。すごいところ。面白いところ。飽きないところ。
 松乃さんが連れてきたのは、なんとRYOさん。
 RYOさんは、わたしが最近気になっていた夜中にだけ見かける女の子。まあもちろんその時間帯しか見かけないというのは深夜のインが多いわたしに大きな要因があるのだけど。
 RYOさんは颯爽として、いつも矢印が上向き。彼女と遭遇するとわたしまで明るい気分になる。
 おしゃまさんが派遣してくれた案内役って、RYOさんだったの!?
 松乃さんと一緒だと、本当にわくわくすることばかり。
「はじめまして^^ でもわたしRYOさん知ってます^^」
「ほうほう。まあRYOちゃんも有名人だからw」
 って、先にフキダシがオレンジになった松乃さんがenterするより早くRYOさんのレスが飛んできた。
「え、ヤバいwwwwww なんか知られてるwwwww」
"芝"がすごいな。
「言ってもよく見かけるってだけですけど。深夜に徘徊してると、ときどき声が飛んできますw いつも明るくてまわりに人がいっぱいで、”真夜中の太陽”みたいな人だなって」
「wwwwww真夜中の太陽 なんかすごくカッコ良くない?」
「実際かっこいいですよ! おしゃれだし、振舞いが颯爽として、ちゃんとかわいい女の子のままかっこよくて。ショートカット系美少女の完成形だと思う」
「ほめすぎwwwww」
 こんなに芝生やす子だったんだ。
 やっぱりなんか楽しい子だな。


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