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【2018年1月31日 大井ふ頭移動中】
 RYOさんと初対面のあの日、パピヨンの見学をしたあと松乃さんが「RYOたん今日は何時ころまで大丈夫? よかったらスイカ割りしない?」って提案してくれて、いったん解散したあとまた3人でお台場海水浴場に集合したんだ。
 RYOさんはお仕事で夜遅くの帰宅が多いらしく、「むしろこれからエンジンがwww」ってノリノリでお付き合いしてくれたっけ。
 3人だけだったけれど楽しかった。でももうちゃんと覚えていないなあ。SS飛ばしちゃったこと本当に後悔してる。なんか、日本刀でスイカ割りしたような……
……ってだけでお話が終わらないのが”松乃ミラクル”。
 スイカを割り尽くして夜のビーチで雑談していると、なんとわたしが勝手にそう呼んでいる”MM女子ブロガー四天王”が一角”ピカりんこ”さんと偶然初遭遇。
 ピカりんこさんといえば“面白いことのためなら身を削ることを惜しまない女”キャラだ。まあ……これもわたしが勝手にそう思っているだけなんだけどね。
 しかもお見かけした、って話ではなくて。
「あ、りんこさんだ。おーい」って、松乃さんピカりんこさんのフレだったみたい。わたしの特別なフレンドは底が知れない。
 しかもピカりんこさんといっしょにいたのは厄丸さん。
 ふたりはわたしが勝手に定義する”有名人”ではなく、本物のMM有名人だろう。MM界での知名度は格段に高いはずだ。
 松乃さんがわたしとRYOさんをピカりんこさんに紹介してくれると、RYOさんは食い気味に「”なないろrevolution”見てます。動いてるとこ見れて感動です!!」ってピカりんこさんのブログの愛読者であることを告げた。”天カメ”の厄丸さんのことにも言及していたっけ。
 そのあとRYOさんに電話がかかってきて、なぜか松乃さんは厄丸さんとトレード中。
 松乃さん、厄丸さんともフレなのかな。いきなりトレードって。しかも松乃さんの場合”トレード状態=トレード”じゃないことの方が多いかもしれないって想像している。
 だってトレード画面中の会話は外には絶対に聞こえないから。必要があるのならば、そういう仕様を松乃さんが利用しないわけがない。
 本当に退屈させない謎多き美少女。
 ともかくあぶれちゃったわたしにピカりんこさんは声をかけてくれて、沖へ泳ぎに誘ってくれた。
 わたしなんてあのピカりんこさんとふたりきりで会話なんて緊張しないわけがない。
 さすがになにを話したかまでは覚えていないよ。まったく。
 最終的にはふたりのお邪魔なのではないかという松乃さんの提案で、ふたりを撒いてお別れ。
 とまあ”ちゃんと覚えていない”といいつつ、ピカりんこさんと遭遇後についてはわりと詳細に書いているのはなぜかといえば……
 後日、松乃さんからメッセージがきて。

【日付 2011年07月22日 08:53 相生 松乃さんからのメッセージ】
件名 よかったのかーわるかったのかーまじで@@
 えーとですねー ごめん
 りんこちゃんと遭遇すると
 えと・・・・ブログのネタに・・・
 なってしまうことがおおくて・・・・・
 あの・・・・
 今後まずいようだったら
 言ってねwww
 ようりさん、ばっちりブログ女王のブログに登場してる@@
 
 ということで、ピカりんこさんのブログを拝見して、なんとなく記憶たどれたってわけ。
 このあとピカりんこさんやおしゃま☆さん界隈と何回か接触があったけれど、親しくなるまでのお付き合いはできなかったなあ。
 たぶん、無理。
 あちら側はたぶんわたしの居心地が良い世界ではない。
 正しい表現が見つからない自分の語彙がもどかしいけれど、ピカりんこさんやおしゃまさん、HOLZさんたちへの感情は”羨望”に近い。
 羨望の本来の意味は対象の持つものを渇望し、場合によっては対象がそれらを失ってしまえばよいと考えるようなややヨコシマな感情らしいけれど、それとも違う。いいな、とは思うけれどそうなりたいとは思わないからだ。もちろん嫉妬もない。
 わたしにとっては見て聞いて楽しいエンターテインメントな世界。
 その点ではわたしがSophiaさんや四季舞さんに持つような”憧れ”とは別物。此方は仲間として同じ時間をすこしでも多く共有したい身近な世界。わたしにとってMMの理想の居場所。
 なにか相手に要因があるわけではなく、完全にわたしの性質の問題だ。
 とはいえMM世界は適度に広く、そして適度に狭いから交友関係は自然と重なり合ってゆく。

 そういえばあの年の8月、おしゃまさんのフレが主催する大規模な釣り大会イベントに、おしゃまさん経由で松乃さんと招待されて参加させていただくことになったんだっけ。
 おしゃまさんやピカりんこさんはじめ、公式SNSやイザ!ブログ、はてはwikiや匿名掲示板で名の通ったマイキャラが大勢集まったイベント会場はとてもいたたまれないくらいの”陽キャフィールド”だったんだけど、結果発表後の盛り上がりのさなか松乃さんがわたしを置いて帰っちゃった。
……。
…………。
 ひどくなーい?(笑)
 松乃さんわたしの人見知り知ってるんだよ?
 もうそんな状況”蛇の巣穴に迷い込んだカエル”だよ?
 2次会移動のタイミングまで数時間(わたし時空)「帰ります」の一言も言えずあぶら汗だらだらで硬直だったよ?
 でもあの前後の結構な期間、松乃さんずっと体調悪そうだったし、実際あの世話好きな松乃さんがコミュ障のわたしを放り出して行くわけないし、翌日メッセージ送ったけどすぐに返事こなくて心配した。
 やっぱり体調不良だったみたいで、後日平謝りのメッセージがあったんだ。
 この件のすこし後だけど、じつは精神的にも参っていた時期だったということを松乃さんは述懐する。
 もしかしたら、わたしの依存体質も結構な負担だったのかもしれない。
 そんな不安定な時期に、のちにとびっきりのトラブルを巻き起こす女性と知り合うことになる。
"風香"さんだ。
 まさに風のように現れ、わたしと松乃さんの間につむじ風を巻き起こしたひとだった。

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