雑談119■笑いの東西差

「笑点」という番組がある。寄席のような舞台で行われるお笑い番組(wikipediaには演芸バラエティと書いてあった)だ。

おそらく多くの人、主に関東の人にはおなじみの番組なのだろうと思うが、自分のような関西人には全く親しみがなく、過去も今も、周りに観てる人は一切いなかった。

なので笑点が人気というのが全く理解出来なかったし、ちょっと面白いことを言った際に「上手い! 座布団1枚!」「山田くーん、座布団持ってきてー」と言われても、「ああ、褒められてるということだな」と、いちいち頭の中で変換して聞いている。

関西と関東とでは笑いの質が違うと言われている。それは落語が上方落語、江戸落語と違いがあることからそうなっているのだと思う。

そして関西においては「吉本新喜劇」が人気を誇っている。こちらに関しては、小学校のときの土曜日(まだ土曜の午前中も学校があった時代)に先生が教室のテレビをいじって地上波の番組が映ってしまった際、「吉本見よー!」とみんながワイワイしてたことから、相当な人気があったことがうかがえる。
ちなみに自分は吉本新喜劇は全く興味が無かった。今も特に無いし進んで見ようとは思わないが、タレントに関しては他の番組で出演してるのを見て少しは覚えている。

とまあ、このように関西における笑点は絶望的に人気が無かったが、今ではそこまで低いわけでも無いと思われる。
以前、自分より少し下の世代の人たちが笑点のネタ(先ほど挙げた座布団の話)を自然に使っているのを見て、「あ、自分たちとは違うな」と感じた。

これはおそらく、元々笑点を観る人が結婚などを機に関西にやってきて、やがて子供が生まれてその世代にも笑点を観る習慣が根付いたのではないかと推測するが、実際のところは全く分からない。

ともあれ、関西の人に笑点のネタを振る際は注意が必要だ。(反応が薄くてもしょうがないと思った方がいいです)

ちなみに少し前にネットで何度かネタに使われてた「コウメ太夫」や「クールポコ」なども自分は知らず、「急にネタが使われ出してるけど、誰…?」「何が面白いの?」「テレビで見たことない」という反応だった。関西のテレビでは一切見ないので、おそらく関東でのみ人気なのかと思われる。

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