雑談84■コンテンツの復活の是非

昔遊んだゲームやアニメがリメイクされて何十年かぶりに復活する、というのは昔からいくらでもある。そして、昔と今とで全然違うものになってしまい、「コレジャナイ」「改悪」と非難轟轟を浴びることもあれば、見事なリメイクと称賛されることもある。

そんな中、リメイクされたもののクオリティが低くて失望してしまった際に、「こんなことになるなら、リメイクなんてしてほしくなかった」という声もけっこう聞く。
これに関しては、もちろん気持ちは分かるし自分が好きなものがそうなってしまった場合は同じことを言ってしまうと思うが、それでも「ダメだったけど、やってくれただけマシ」ぐらいに留めておくべきかと思う。

企画というものは誰でも考えつくが、実際に動き出すだけでも大変なもので、ましてやそれが実現、リリース出来てしまうというのは奇跡にも近い。
リメイク作品のインタビューなどで「社内でも何度か声はあがってたんですが…」と答えてる開発者がけっこういることから、動くだけでも本当に大変なんだろうなと想像はつく。
そんな奇跡を何も考慮せず完全否定することは良くない。「一応出ただけ良かった」と思った方がいい。

もちろん、駄作でも無理やり褒めろというわけではなく、悪いところはしっかりと指摘して適切な評価は下すべきだ。これにより後に続く人たちの教訓となるし、今後の作品の低品質化を避けることにも繋がると思う。

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