雑談58■何と思って描いてるか

先日、プラモデルの30MSというシリーズが2周年を迎えたということで、関連するイラストレーターさんによる記念イラストが公開されていた。

どれもかわいらしいイラストに仕上がっているが、引用ポストなどでその反応を見ていると「解釈違い」と言っている人がいた。どういうことかと言うと、プラモパーツの分割部が描かれているかどうかを気にしているようだった。

つまり、この女の子たちはキャラクターなのか、プラモデルなのかで解釈が異なるということだ。

言われてみれば、一人のイラストレーターさんだけ、肩の部分に分割線があるし、他の部分もプラモデルのように見える描き方をしている。なので、この方はプラモデルのイラストを描いているということになる。

しかし、他の二人のイラストレーターさんは分割線を描いていないし、肩の関節も生身の人間のように描いている。つまり、キャラクターとして描いていることになる。

たったこれだけの、ちょっとした描写の違いで解釈が変わってしまう。なんとなく見ているだけでは別にどうでもいいけど、こだわる人にとっては大事なこと。自分も特に気にせず見ていたが、意見を読んで「ああーー、なるほどなぁ」と思わされた。

絵を描く人には初歩的なことかもしれないが、「これは何か」ということを意識して絵を描くことは重要だと改めて感じさせられた。そして深く考えずに描いていると見た人に見透かされてしまう。

ちなみに話は少しそれるが、他にも以前30MSに声優をつけてYoutubeで放送をし始めたことに対しても「そういうのは違う」と言ってる人がいた。当時、「そこ、気にするのかー!」と驚いた覚えがある。

個人的には、バンダイスピリッツの30MSに対するコンセプトが揺れ動いているようにも思うが、どうにかして盛り上げたいという意思は感じるので、深く考えずに見守っていこうと思う。

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