ジェフのニューヒーロー、小森飛絢

小森飛絢が育成のジェフ復活の象徴になるかも知れない。

大卒ルーキーの小森飛絢はちばぎんカップに続いて2試合連続ゴール。
元々、得点能力に特化したタイプで、高校時代(富山第一)はインターハイで2度のハットトリックを記録。大会得点王と大会優秀選手に輝いた。
新潟医療福祉大学では2年生から2年連続得点王。プロでもキャンプから得点という結果を残し続けて、開幕スタメンの座を手にした。

昨年までのジェフは「ゴールを決めきれない試合」も多かっただけに、小森の持ち味であるシュート精度は大きな武器になるだろう。しかし、それ以上に小森のプレーを見て驚いたのは、彼の視野の広さだ。

周りがよく見えているから、周囲を活かすことが出来ていてオフザボールの動きも良い。ボールを引き出せるし、中盤でパスを繋ぐことができる。もちろんポストプレーも上手い。

得点に直結するプレー、裏へ走るタイミングが良い(アジリティやスピードもある)ことはわかっていたが、ちばぎんカップからここまで最大のサプライズは中盤でもプレー可能な小森の視野だった。

前述の記事で「得点力特化型」と紹介していたが、自分が想像していた以上に「万能型ストライカー」と呼べる選手になりそうだ。

ジェフのニューヒーロー、小森飛絢への今季の期待値は一気に上方修正して「二桁得点」としたい。

フィジカルやスタミナ面での課題は感じるが、中盤で仕事ができる限りスタメン出場機会は確保できるだろうし、それであれば得点能力はますます活きる。

「さっき調べたところでは、千葉では大卒の新人が(プロ1年目で)二桁ゴールを取ったことがないんですよね。それを自分が第一号で取りたいという思いと、小林(慶行)監督も期待してくれているぶん、しっかり結果を出していかないといけないなと思いました」

https://jef.publishers.fm/article/26887/

本人の言葉にもあるが、ジェフの歴史初となる大卒ルーキーの二桁得点を小林監督だけでなくサポーターからも期待される存在になって欲しい。

そうすれば、小森飛絢が育成のジェフ復活の象徴になるだろう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

前述の記事で挙げた矢口駿太郎の活躍も嬉しい限りです。今季は新監督と共に戦うフレッシュなジェフを楽しみましょう。

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