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2023ジェフユナイテッド選手短評 フォワード編

■FW(フォワード)

背番号9 呉屋 大翔

35試合15先発(1,349分)5得点2アシスト
ドリブル数11 クロス数7 スルーパス数25
パス数293 チャンスクリエイト数16 シュート数35
タックル数12 空中戦勝利数40 空中戦勝率33.9%
ブロック数16 インターセプト数2 リカバリー数32

フィニッシャーに専念していた頃の方が魅力があったというのが本音。ただ、例えばホームの金沢戦など彼が下がってボールを受けて配球してくれたおかげで攻撃の形が作れていたという試合も多くあった。そういった器用さが彼の良さを消してしまった印象が強い。

35試合でシュート35本じゃ、そりゃ5点だろう。22点取ったシーズンは127本のシュートを放っている。チームメイトの小森も85本で13得点。呉屋だけの責任ではないが、シュートを打たないんだったら空中戦に強くてボールを収められるタイプの方が良いというボヤキをシーズン中に吐いていた。

24年には裏抜けが上手く、エリア内でどんどんシュートが打てる林誠道が加入する。シュート数はリーグ20位の58本、1試合平均2.5本。22年にも呉屋(65本・大分時代)より多いシュート78本を放っている。呉屋の周囲を活かす上手さは素晴らしいが、それ以上にシュートにこだわる姿が見たい。

背番号41 小森 飛絢

33試合26先発(2,311分)13得点3アシスト
ドリブル数21 クロス数14 スルーパス数37
パス数707 チャンスクリエイト数26 シュート数85(リーグ5位)
タックル数15 空中戦勝利数54 空中戦勝率40.0%
ブロック数29 インターセプト数2 リカバリー数54
J2ベストイレブン

開幕戦から3試合連続ゴール。その後もコンスタントに得点を重ねて2007年の藤田祥史以来となる日本人得点王の座を獲得。ゴール期待値(xG)はリーグ4位。終盤は疲れもあったのか、35節以降のスタメン出場は1試合だけ。プレーオフも途中出場となった。

入団前まではただのフィニッシャーという印象だったが、J2レベルであればすべてが高水準で思った以上に万能型だった。周囲を活かすのも上手いので、個人的にはトップ下としても見たいし10番を付けて欲しいと考えている。

24年はエースとして迎えるシーズンになるため、相手からのプレッシャーも大きいだろう。しかし、シュートセンスや得点へのこだわりはなくさないで欲しいし、さらにプレーの幅が広がれば海外移籍も見えてくるはずだ。

待望の生え抜きエース、リアルヒーロー。2年目の選手ではあるが、勝敗を自分が背負うくらいの気持ちでジェフをJ1へ導いて欲しい。もう小森がいなくても大丈夫!となったジェフを見て、海外へ羽ばたいて欲しい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これで選手短評は終了です。また来年。

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