神秘編 その36(「黄金の華の秘密87」)

さて、過去・現在・未来の各世界と、パラレル・ワールドの続きです。

過去・現在・未来の各世界は、同じ一つの膜(メンブレーン)に存在していますが、それぞれの世界には時間エネルギーの壁があります。

かつてA.アインシュタインは「果てしなく見える望遠鏡があれば、それを覗いて見える映像は自分の後頭部でしょう。」と言いましたが、それは観光と光速の関係のせいで起きる現象です。私たちが見ている映像はすべて光の反射光で結ばれたものです。光速では、時間エネルギーの壁を越えることはできないのです。

厳密にいえば、速さではなく、エネルギーの量の問題です。

一つの大宇宙から別な大宇宙に物質が移動することは、ほとんど不可能でしょう。

しかし、張り付いている膜を通り抜けて、別な宇宙膜に張り付いた宇宙へ侵入することは可能なようです。

実際にそのようにして移動している物質は存在しています。ニュートラリーノとアクシオンという素粒子です。

『未来人ジョン・タイターの大予言』にも、同様のことが書いてあります。時間を移動するには、別な並行世界(=パラレルワールド)を一度経由しないで直接過去の世界へ行くことはできない、というふうにタンタ―は発言しています。

これは、3次元の世界では物質が光速よりも速く移動することができない、という事実を考慮すると、至極まっとうな発言です。しかし、どうすれば、別な膜にへばり付いた大宇宙に存在する並行世界へ行くことができるのでしょうか?実は、大宇宙と膜の接面では、それを可能にする特殊な臨界現象が起きているのです。

大宇宙の中には、沢山の小中のブラックホールが存在していますが、同時に対となる沢山の小中ホワイトホールがあります。これらはワームホールと呼ばれる管状の穴で繋がっているのです。多くの惑星や流星や宇宙の屑などが、まるで掃除機に吸いこまれるようにブラックホールの中に吸い込まれていきますが、一方で遠く離れた所にあるホワイトホールから沢山の物質やエネルギーが吐き出され、それらによって沢山の新星が生み出されるのです。

まるで、この二つの穴は、生と死を司る神のようにも見えます。

さて、小中のブラックホールとホワイトホールの話をしましたが、では、大ブラックホールと大ホワイトホールは一体どこにあるのでしょうか?

実は、大ブラックホールは、銀河系の真ん中にあります。

そして・・・もうお分かりだと思いますが、大ホワイトホールは大宇宙と膜の接面周辺で起きている臨界現象の中心部に存在しているのです。

つまり、大宇宙の果てを突き抜けるのではなく、ホワイトホールから他の膜へと吐き出されるのです。

実は、大宇宙の周辺には、無数の超極小ブラックホールの穴が開いています。そこからは、大宇宙の外側に充満している暗黒エネルギー(反重力エネルギー)を吸いこんでいます。この暗黒エネルギーの吸引により大宇宙は膨張を続けているのです。(また、同時に、暗黒エネルギーのおかげで隣接する大宇宙同士が接触しないのです。)

それは恰(あたか)も空気が送り込まれて膨らみ続ける風船のようなものです。

吐き出されたタイム・マシーン(宇宙船?)は、元いた大宇宙が張り付いていた膜とは別な膜に張り付いた大宇宙の辺縁に辿り着きます。それから暗黒エネルギーともども、ブラックホールを通じてその大宇宙(に存在する並行世界)へと飲み込まれていきます。

以下、同様にしてその膜の大宇宙から逃れて、元いた膜へと戻ります。その時に、元いた大宇宙とは違う過去や未来の大宇宙へと移動して行くのです。

これでタイムトラベルが完了するのですが、・・・では、何故思った通りの過去や未来へ行けるのか?という疑問がもたげてくると思います。

一つの膜に存在する無数の大宇宙間には、インターネットのWEB状のような経路が存在しているのです。

膜と膜の間にも同様なシステムが出来上がっています。

この経路は双方向性の経路で、その移動のエネルギーには暗黒エネルギーの力が関わっています。

そして、反重力エネルギーである暗黒エネルギーに包まれると、物体は素粒子への分解が行われずに次元移動が可能なようです。

以上が、未来人タイタ―のタイムトラベルの全容なのです。

移動原理の詳細は、私の仮説で、大半が新説になると思います。

よって、同様な理論を他の書物には求めても載っていないはずです。

(もし、万が一にも、同じ説があるようなら教えて下さいね^^;)

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